島根のケースは、警察から口頭注意を受けただけだったが、もし今、安倍首相が国会で通そうとしている「共謀罪法案」が可決されれば、今後は「呪い」の行為自体も罪に問われる可能性があるのではないか…そんな不安の声も巷から出ている。

「共謀罪」とは、計画段階の犯罪であっても処罰の対象とするものだ。大きなテロ組織などの撲滅のため、「東京五輪を安心して迎えるために」と推進されているが、問題は、企みや相談をしただけで犯罪に問われる可能性もあるということ。さすがに「わら人形」で犯罪に問われることはないとの専門家の弁はあったが、さて…。

 最近なんだかツイてないけれど、もし呪われていたら、どうしよう…。ここまで読んで、急に笑えなくなった人もいるのでは? 神戸大学大学院教授で文化人類学専門の梅屋潔さんが言う。

「安心してください。呪いを祓う方法がないわけではありません。呪いも、神様へのお願いの1つなので、同じように神様にお願いすればいい。呪われているのではないかと思ったら、神社やお寺にお参りに行って『呪いを解いてほしい』とお願いするのが1つの方法です。“呪い返し”という言葉もあります。もし、相手がわら人形を括りに行った神社や祈っている神様がわかれば、同じところに行くのがベストです」(梅屋教授)

 人を呪わば穴二つとはよくいったものだ。せっかく呪ってもあっという間に呪い返しされ、おまけに警察沙汰の可能性もあるのだから。

※女性セブン2017年3月2日号

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