ビジネス

ネットで出てくる「ワケありサイト」 必ずしもお得ではない

ワケありサイトは必ずしも得ではない?

 ネットで“ワケあり通販”と検索すると、さまざまなサイトが表示される。一体どれを選んでいいのか、迷ってしまうもの。よく購入しているという、主婦で金融コンシェルジュの齋藤恵さんは、

「ワケあり商品との出合いは、一期一会。数に限りがあるものが多く、すぐに注文しないと売り切れてしまうこともあります。今すぐ欲しいものが必ずしも見つかるわけではないので、探していたものが見つかればラッキーと思って探しています」

 と言う。彼女は購入時、ネットショッピングでたまったポイントを利用しているとも。

「そのサイトのポイントを持っていれば、購入時にポイント利用が可能です。楽天などでは、ワケあり商品を購入してもポイントが付与されるので、商品が安く買えて、さらにポイントが付きます。それが“ワケありショッピングサイト”の醍醐味ですね」(齋藤さん)

 通常の商品より20~30%、割引率の大きいものだと半額以下で購入できることも多い。それゆえ、トラブルもあると、消費生活アドバイザーの久保京子さんは指摘する。

「ネットで検索すると表示される、ワケありサイトのすべてが、必ずしもお得なサイトとは限りません。なかには、正規品と同じような値段のものもあります。本当に正規品の販売価格からの値引率かどうかも確認してください。粗悪品やわざと傷をつけたものを安く仕入れて“ワケあり”として販売している業者もあり、ネットに掲載されている写真と実物が違うこともあるんです」(久保さん、以下「」内同)

 では、良心的なサイトはどのように見分ければいいのか?

「ひとつの基準としては、会社を審査してマークを付与している日本通信販売協会の“JADMA(ジヤドママーク)”がついているかどうかが目安になります」

 また、ワケあり理由がしっかり明記されていれば安心だ。

「ワケあり理由が書かれていない場合は、どんな理由があるのか、買う前に必ず問い合わせをしましょう。納得できる返答がなければ、そのサイトでの買い物は避けた方が賢明です」

 なかには、“ワケありにつき、返品不可”というものもある。よく考えてから購入しよう。

※女性セブン2017年3月23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン