○(日)日銀短観1-3月期調査 3日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、大企業製造業DIは+14、大企業非製造業DIは+19
大企業製造業、非製造業のDIは前回調査との比較でやや改善する見込み。米国経済は順調に推移していることや為替相場が安定していることが、DI改善の要因とみられる。ただし、株式市場はDI改善をある程度織り込んでいることから、日銀短観発表後に株高・円安が急速に進行する可能性は低いとみられる。
○(米)3月ISM製造業景況指数 3日(月)午後11時発表予定
・予想は、57.0
参考となる2月実績は57.7に上昇。新規受注が大幅に改善し、生産も上昇。3月については、新規受注がやや低下するとみられているが、総合的には2月実績に近い水準になるとみられる。市場予想は妥当か。
○(米)2月貿易収支 4日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、-465億ドル
参考となる1月実績は-484.9億ドルとなり、赤字額は2012年3月以来の大きさとなった。原油価格の上昇が赤字増加の主な原因だった。2月については輸入額の大幅な減少は期待できないが、輸出増加の可能性が高いことから、貿易収支は改善すると予想される。
○(米)3月ADP雇用統計 5日(水)午後9時15分発表予定
・予想は、前月比+18.0万人
参考となる2月実績は前月比+29.8万人で市場予想を大幅に上回った。1月実績も上方修正された。3月については失業保険新規申請件数がやや増加していることから、雇用数は2月実績を下回る見込み。ただし、労働市場の改善が続いていることに変わりはない。
○(米)3月雇用統計 7日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+17.4万人、失業率は4.7%
参考となる2月の非農業部門雇用者は前月比+23.5万人、失業率は4.7%だった。非農業部門雇用者数は市場予想を上回った。ただし、2月は天候に恵まれたことが雇用者数の大幅な増加に寄与したとみられている。完全雇用の状態に近づきつつあることから、3月の非農業部門雇用者数が20万人以上増えることは難しいとみられる。労働参加率は上昇する可能性があることから、失業率は4.7%で横ばいとなる見込み。
○主な経済指標の発表予定は、5日(水):(米)3月ISM非製造業景況指数
【予想レンジ】
・米ドル/円:110円00銭-114円00銭