他にも追い風はある。松山にとってオーガスタは、アマチュア時代から相性が良いといわれている。2011年には日本人初のローアマチュアとなり、プロになってからも、一昨年のマスターズでは5位、昨年は7位タイと好成績を残している。
さらに今回は、谷原秀人、池田勇太という東北福祉大ゴルフ部の先輩が参戦することも心強い。松山の恩師・東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督の話。
「先輩2人と一緒なので、いつもよりリラックスできると言っていました。松山はマスターズで勝つことに照準を合わせて調整している。本人と話をしても余裕が感じられるので、期待しています」
方程式と先輩の“フォロー”が吹けば日本人初のグリーンジャケットもぐっと近づく。
※週刊ポスト2017年4月14日号