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明治大学の公開講座数は年間400 申込開始日に電話殺到

明治大学社会連携事務室の河合充さん

 大学で行われている公開講座は、生涯学習、オープンカレッジなどとも呼ばれ、その大学の学生以外も受講できる。カルチャー教室よりも専門的なのにリーズナブル。さらに、種類も豊富でユニークな講座も多いもの。そこでこれから開講の注目講座をピックアップ。気になる講座をチェックして。

●明治大学(東京・神奈川)
 10もの学部を持つ総合大学らしく、公開講座数は年間400を超え、教養・文化系、ビジネス系、資格取得や語学など幅広い。年2回に分けて募集される講座は、申し込み日に電話が殺到するほど盛況だ。

 カルチャー教室との違いについて、同大学の社会連携事務室の河合充さんは、以下のように語る。

「本学の場合は、学生も公開講座を利用しているので、幅広い年代のかたが同じ教室で交流できるのが強みです。講師は外部から招くこともありますが、教員が講座運営に携わるため、より深く学べます。卒業生との結束力の強さを生かして、卒業生にも講師を依頼しています」(河合さん)

 そのほか、近隣の企業や大学と連携してビールを学ぶ講座や、生活習慣病予防の講座など、地域住民への社会貢献を兼ねた講座もある。

「受講をきっかけにお子さんに受験を勧めてくださるかたも。明治大学ファンになっていただけるのは、嬉しいです」(河合さん)

 講座は基本的に会員制だが、会員以外も受講できる“オープン講座”では著名人の講演会や、生演奏も楽しめる。

 明治大学の講座は、子育てなどを経て仕事復帰を望む女性向けの講座も充実している。そこで、ビジネス向けのファッション講座を体験してみた。この講座は、服装が与える印象についての講義を交えながら、人間関係改善などの身近な課題をテーマに、受講生同士が話し合い、参加者それぞれが似合う色を探す内容だ。明治大学OGで、講師を務める堀口瑞予さんは言う。

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