ライフ

野菜をおいしくキープするキッチンペーパー5つの裏ワザ

キッチンペーパーで野菜をおいしくする方法

 台所の汚れを拭き取ったり、水や油切りに使ったりするキッチンペーパーだが、実は野菜をおいしくする裏ワザがあるというのだ。

◆葉野菜は、キッチンペーパー+ポリ袋で鮮度をキープ

 野菜は鮮度が落ちると水分がなくなってくる。料理研究家の吉田三和子さんはこう話す。

「乾いたキッチンペーパーで野菜を包み、ポリ袋に入れてから、冷蔵庫に立てて保存を。野菜の水分を逃さず、乾燥が防げます。さらに、過度な冷気もシャットアウトしてくれるので、鮮度が保てます」

「水気に弱いきゅうりやにんじんなどは、ペーパーで包んでジッパー付きバッグに入れ、野菜室保存すると余分な水分を吸い取ってくれるので長持ちします」(ライオンリビングケアマイスター・杉本美穂さん)

◆ハーブ類は、ぬらしたペーパーで包み、密閉容器で保存

 鮮度が落ちると香りが抜けていくハーブ類は、洗って水気を切った後、ぬらしたキッチンペーパーで包んでから、密閉容器で保存するといい。料理研究家で管理栄養士の大石みどりさんが説明する。

「大葉は乾燥しやすいので、ぬらしたキッチンペーパーで包んだ後、さらにラップをかけて水分を保持したまま保存を。同じ薬味でも、ねぎは小口切りにして水にさらしてからしっかり水気を取った後、ぬらしてかたく絞ったペーパーで包んで密閉容器に。シャキシャキが3~5日続きます」

◆サラダ用野菜は、水切り後、ペーパーではさんで密閉保存

 レタスやベビーリーフなどの野菜は、よく洗ってからしっかり水気を切るのが、おいしいサラダに仕上げる基本。すぐに使わない場合は、密閉容器にペーパーを敷いてから入れ、その上からさらにペーパーをかぶせて冷蔵保存を。

「冷たくてシャキシャキの野菜サラダがいつでもすぐに食べられます。取り出すたびにペーパーを交換すれば、より清潔に」(吉田さん)

◆ぬるぬる野菜は、まな板の上にぬらしたペーパーを敷いて切る

 包丁がすべりやすい、おくらや長いもなどのぬるぬる野菜は、まな板に直接置かず、ぬらしてかたく絞ったペーパーを敷いた上に置くといい。

「ぬるぬるがまな板につかず、ペーパーごと持ち上げて鍋や器に移せるので便利。長いもや山いもは、皮をむくときにもペーパーを利用。すべり&かゆみ防止にも」(吉田さん)

◆ゆでたじゃがいもの皮や、にんにくの薄皮むきにも便利

 皮ごとゆでたじゃがいもの皮をむく場合は、湯切りしたじゃがいもを乾いたペーパーで包むようにして持ち、ペーパーの上から皮をつまむようにしてむく。

「にんにくの薄皮は、ぬれたキッチンペーパーに包んでもむようにすれば、楽にはがれます。薄皮をむいたにんにくは、ペーパーを折りたたんだ上で刻めば、まな板ににおいがつきません」(料理研究家で管理栄養士の大石みどりさん)

※女性セブン2017年4月27日号

関連キーワード

トピックス

佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
若隆景
序盤2敗の若隆景「大関獲り」のハードルはどこまで下がる? 協会に影響力残す琴風氏が「私は31勝で上がった」とコメントする理由 ロンドン公演を控え“唯一の希望”に
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン