〈5年ほど前に腰痛を発症。整形外科で椎間板炎と診断され、椎間板内の細菌感染部の除去手術を受けたが、慢性的な痛みは引かない。最近、当時の担当とは別の医師から連絡があり、「当時撮影したあなたのMRI画像を見直していたら『動脈瘤』が見つかった」と言われ、愕然とした〉

 動脈瘤の破裂は命に関わる。この患者はその後、手術を受けて一命は取り止めたが、5年間ずっと腰に爆弾を抱えていたことになる。なぜこのような「見誤り」が起きたのか、神経内科医の米山医院院長の米山公啓氏が解説する。

「椎間板炎の検査や手術をした当時の担当医は、椎間板だけを見て、動脈は関係ないと思ったのでしょう。実際に椎間板炎もあったようですが、動脈瘤により動脈の膜の引っ張られた部分が炎症を起こし、それが腰痛の最大の原因だったのです。

 痛みの犯人は循環器の病気だった。このように無関係と思われる部分に真の原因がある場合に深刻な誤診が起きやすい」

※週刊ポスト2017年4月28日号

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