ノート e-POWERで30年ぶりの首位奪還
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もう一つ、斬新な運転感覚があります、と南氏は続けた。
「アクセルペダルから足を離すと、減速したり停止したりと速度を調整できるのです。この機能をe-POWER DRIVEと名付けましたが、都市部の狭い道や市街地での小回りが必要な運転も、ワンペダルで加速減速できて非常に快適です」
そこには独自の回生技術(ブレーキによって発生するエネルギーを電気に変換する)が使われている。「e-POWER DRIVE」モードと従来車で同じ道を運転して比較した結果、「e-POWER」モード使用時は、何とフットブレーキを踏む回数が7割も減ったという。
「それもこれも100%電気で動くことで実現できたことです」
「電気自動車のまったく新しいカタチ」と謳う駆動システムの秘密が徐々に見えてきた。しかも日産は、この新型「ノート」に、広く浸透している「ハイブリッド」という言葉を敢えて使わず、「『e-POWER』という新語を作って世の中に打ち出すことにしました」
「ノート」の革新性を伝えたいという思いが、南氏の口調からひしひしと伝わってくる。