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2017.05.07 07:00  SAPIO

30年ぶりに日産車が首位「充電不要」電気自動車の革新力

日産チーフマーケティングマネージャーの南智佳雄氏


◆次世代のエコカーを「発明」

「乗る前と乗った後でガラリと印象が変わってしまう車。長年車の開発を担当し経験もこだわりもあるベテラン社員たちが、試乗したとたん口を揃えました」と日産チーフマーケティングマネージャー・南智佳雄氏(50)は振り返る。「ノートe-POWER」の開発時、試作現場での反応だ。

「アクセルを踏むと、ぐぐんとフルパワーで加速する新感覚。これまでのガソリン車やハイブリッド車にはなかったものです。小型車なのに、2.0リットルターボ車以上の加速を、瞬時に発するのですから」

 もちろん、新車の発売時はどのメーカーも饒舌に語る。進化や革新といった言葉を使って「すごい車です」と宣伝するのが常套手段だ。

「しかし今回の車の新しさは、これまでとは次元が違う。どんな表現をすればそのことが伝わるだろうか。検討を重ねた結果、選んだ言葉が『発明』の二字でした」

 たしかにパンフレットを開くと……「次世代のエコカーを発明しました」というフレーズがまず目に飛び込んでくる。果たして「発明」とまで言い切る内容とは何なのか?

「走行は100%電気モーターによって行います。一方、ガソリンエンジンは発電機として使い、内蔵されているリチウムイオン電池を充電します。車の外部からの充電は、必要ありません」

 現在日本で主流となっているエコパワートレインは、エンジンとモーターを並列させ状況に応じて切り替えて走る「パラレル式」ハイブリッドシステムである。それに対してe-POWERは、エンジンとモーターを直結させ、走る時に電気モーターしか使わないで車を走らせるしくみになっている。

「エンジンはある程度の回転数になってからトルク(クルマのタイヤを回す力)が出てくるため、タイムラグがあります。しかし、電気モーターはアクセルを踏むと同時に一気に力が伝わってトルクが最大になるのが特徴です。ぐうんと加速するその感覚を、私たちは『ひと踏み惚れ』と名付けたんですよ」

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