芸能

橋幸夫が振り返る1960年代、吉永小百合とのデュエットと共演

橋幸夫が吉永小百合とのデュエット共演を回想(写真/アフロ)

『三丁目の夕日』の時代、日本の経済成長は右肩上がりで、未来は希望に満ちていると信じられた。現在のNHK朝ドラ『ひよっこ』はこの時代を描いた作品である。そんな1960年代の想い出を、歌手で俳優の橋幸夫が語った。

 * * *
 当時は歌謡映画の時代でした。ヒット曲はすぐに映画化されました。1962年、(吉永)小百合ちゃんとのデュエット曲『いつでも夢を』がヒットして、同じ題名の映画を作ることになって、出演しました。

 映画の相手役も、小百合ちゃんでした。デビューしたばかりの17才で、負けん気が強くて、物事をはっきりと言う女性でした。まるで当て書きのように、彼女そっくりの役だったことを覚えています。とても真面目で、一生懸命芝居をする人。それは今でも変わりません。

 当時、荒川の土手でロケをしていたら、宣伝部が大勢やってきて、頭の上で丸を作ったり、バンザイしているんです。「レコード大賞が決まりました!」って。『いつでも夢を』を青春映画のトップにしたいと思っていたし、歌ではレコ大も狙っていたから、嬉しかったですね。

『いつでも夢を』は、今でもライブの最後に歌っています。幅広い年代のかたに知っていただいている大切な歌です。

 将来が不安定な今の日本だからこそ、みんなが「夢を見たい」と思っているんじゃないでしょうか。

※女性セブン2017年5月11日・18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト