●進路/高卒でプロへ行け! プルヒッターのままでいい!
父・克幸氏は元早大ラグビー部監督。「早大進学」も選択肢となる。明大からヤクルト入りし、プロ19年間で306本塁打を放った広澤克実氏は「間違いなく、すぐにプロに行った方がいい」と断言する。
「早くから野球漬けの生活をし、プロの凄いピッチャーと対戦して経験を積むほうが絶対にプラスです。プロとしてのキャリアが長ければ、彼なら記録だって狙えるはず。引っ張る打ち方しかできないという批判もありますが、逆に、引っ張れない打者はプロでは通用しませんよ。僕なら流し打ちは教えない。プルヒッターとして育てます」
かつてヤクルト、巨人、阪神で4番を打った広澤氏に清宮を育てられる球団を聞くと、「巨人は練習時間も短いから伸び悩む可能性がある。阪神は甲子園の浜風が強くて左バッターに不利だし、すぐに結果を出さないとファンが待ってくれない。ヤクルトか、パ・リーグがいいでしょう」と語る。
プロとしても、神宮で大アーチを描く日は遠くないのかもしれない。
※週刊ポスト2017年5月19日号