夫婦にとって大切な結婚指輪。もしも失くしてしまったらエラいことに…。東京都に住む結婚29年目のパート勤務の女性Yさん(56才)が、鉄鋼メーカーに務める夫(58才)の結婚指輪に関する珍エピソードを告白する。
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GW、夫とふたりで温泉旅行へ行ってきたの。大きなお風呂に入っていい気分。なのに帰り間際になって夫は、「指輪がない」と大慌て。温泉のどこかで結婚指輪を外したみたい。
頭にくるのはその後よ。どう考えても旅館でなくしたのに、帰りの車で急に開き直って、「いやいや。よく考えたら指輪は家に置いてきたんだよ」となくしたことを認めようとしないわけ。結局、もやもやしたまま帰宅。
その1週間後。「おい、指輪あったぞ。おれの言ったとおりだろ」と左手の薬指を突き出した。見たとたん、開いた口がふさがらなかったわ。
元のプラチナの指輪とはほど遠い、ミエミエのおもちゃの指輪をよくもまあ。私が「よく見せて」と言っても、「あったんだからいいだろ」の一点張り。その後も、左の薬指に私の視線を感じると、スッと隠すのよ。
「それだけ結婚指輪を大事に思ってたのよ」と私の姉は言うけど、だったら、もう少し本物に見える指輪にしろって!
※女性セブン2017年6月8日号