「稀勢の里、鶴竜を相次いで破った嘉風も12日目で6勝6敗、照ノ富士、稀勢の里、豪栄道と1横綱2大関を倒した遠藤(前頭1)も5勝7敗と苦しんだ。上位ガチンコ勢は前半戦に横綱や大関と対戦する一方、お互いガチンコでぶつかり合って星を潰し合う。金星をあげても、平幕同士の一番で力負けしたりする。ガチンコ力士が上位を占めたことで、こうした展開が増える」
4横綱時代で金星のチャンスが広がっただけに、熱戦が続いた。負け越しても際どい相撲を続けた平幕たちに国技館のファンは熱い声援を送り続けた。
※週刊ポスト2017年6月9日号