本誌はそのうち都民ファーストの会の公認候補たちのファイルを入手した。そこには、
〈尊敬する人「ジャッキー・チェン」特技「カンフー」〉と書いた“小池新党のスポークスマン”音喜多駿氏をはじめ、
〈公約「やさしさあふれる東京へ(仮)」〉
〈愛読書「ハリーポッター」〉
〈特技「チラシ配布」〉
──など、プロ政治家らしくないユニークな記述が並び、ベテラン都政記者の失笑、冷笑を誘っている。だが、この素人感こそ、「利権の巣窟」と批判されてきた都議会を変える力になるのかもしれない。
※週刊ポスト2017年6月23日号