Twitter経由の情報は真偽不明なものが多く、混乱させられるのではないか。そんな危惧を振り払うように、SMAPファンは集まって情報の精査を試み、新たな交流ツールとして楽しんでいるという。
「ハッシュタグで繋がって、勝手に彼らの明るい未来を想像したりするんです。たとえば、16日の木村(拓哉)くんのラジオと、18日のしんつよ(香取慎吾と草なぎ剛)のラジオで同じ『Fly』をかけていたから、『#Fly』というハッシュタグをつけて、何を言われてもSMAPはやっぱり繋がっているんだよねと盛り上がっていました。それなのに、まるで5人が分断しているかのような情報を盛んに流すメディアもあって、悲しいです」(40代・団体職員)
ハッシュタグや有名アカウントを経由して繋がることにより、オフ会のように共通の話題で盛り上がるだけではない。事務所退社が報じられて以来、多くのSMAPファンによって、冷静に分析して、ファンとして何を信じるべきかという分析を続けている。そこには、インターネット普及期に盛んに言われた「集合知」によって、情報の精度を上げるシステムが存在しているかのようだ。
「事務所を辞める3人、本人たちのコメントがまだないんです。KAT-TUNの赤西仁が辞めるとき、最後には本人によるコメントが発表されました。だから3人が自分から説明してくれるまで理由は分からないんだよという呼びかけがあります。それに先日、テレビ局を動かすのはSNSよりメールだっていうビジネス記事があるとTwitterで拡散されてきたので、彼らの番組が事務所を退社しても続くように、放送局にはメールを送ろうという呼びかけもしています」(20代・大学生)
SMAPファンによるSNS活動には、同好のファンに呼びかけてLINEグループをつくる動きもある。しかし、応援している人が少なくないと世間に知らしめるためにも、公衆の面前ともいえるTwitterという場所で活動することを選んでいるファンが多いようだ。