同世代の娘同士ならすぐに「お互いさま」という気にもなるかもしれないが、雇い主のすずふり亭の女将や先輩と連れ立って裸になるか。みね子の気が知れないわ。
上京して約1年がたとうというのに変わらないのも恐れ入るね。変えたのは、髪形をポニーテールにしたぐらいで都会に染まろうという気概もなければ、色気もない。
昔から「十九厄年、はらむか死ぬか」というほど、19才は危険な年頃といわれているけど、次々に投入されるイケメンたちに向けるみね子の目の静かなこと。
おかげでこの中の誰と恋仲になって結婚するのか。まったく予想がつかないし、その興味もわかない…って、朝ドラとしておかしくない?
田舎娘みね子を“純朴”という枠から出さず、奥茨城をいい人ばっかりいる楽天地にしたのもどうかと思う。“なまり”のある人は、みんな純朴という思い込みは、東京に2度目のオリンピックがきても直らないんだね。
※女性セブン2017年7月13日号