中国人も訪日1回目は大阪か神戸から入り、富士山を見て東京観光をする3泊4日か4泊5日の“ゴールデンルート”が大半だが、2回目以降は大分の由布院温泉や熊本の黒川温泉に行ったり、京都で着物姿で写真を撮ったり、徳島・吉野川の大歩危・小歩危でラフティングを楽しんだりしている。
彼らは日本在住の中国人留学生が「バイドゥ」などの検索サイトや旅行サイトで発信している詳細な情報を収集し、有名観光地の“確認旅行”から日本中の“発見旅行”に、“モノ消費”から“コト消費”にシフトしているわけだ。
※週刊ポスト2017年8月4日号