ではどのように活用するべきか。
「望んだ回答を得るためには、タイトルに病名やどの科の疾病か、何が聞きたいかなど質問の概要を書いたほうが、複数の専門医から回答を得られやすいと思います」(前出・事務局)
油井氏はこう勧める。
「服用している薬はメーカーの商品名と製品名、処方量まで書くといいでしょう。これまでの既往症や、血圧など現在の体の状態も書くと医師も判断しやすい。さらに、医師を指名するのも一つの手です。実名の医師は責任を伴っていますし、自信があるから書くわけです。匿名医師の場合は、より慎重に、過去の回答の内容で判断すべきです」
過度な期待は禁物だが、気楽に別の医師の意見を聞きたいときには有効かもしれない。セカンドオピニオンの裾野は広がりつつある。
※週刊ポスト2017年8月4日号