芸能

松居一代騒動に「純愛と言わずして何と言う」

果たして着地点はどうなる?

 女性セブンの名物還暦記者“オバ記者”こと野原広子が、世の中で起きている様々な事件を独自の切り口で考察。今回は、松居一代騒動がテーマです。

 * * *
 松居棒、圧力鍋をヒットさせ、投資家としても大成功。本人の資産、ン十億円。間違いなく、松居一代さん(60才)は還暦女のトップクラスの成功者よね。

 その成功者がどうしちゃったの? と、同じ年の女として、ここのところ考えない日はないんだわ。

 松居さんは、自分がこれはと見込んだ男を夫にし、夫のためならなんでもすると決めて、実際にそうしてきた。なのにその夫が浮気をした。許せない。こうなったら地獄の底まで落としてやるって、こういうことでしょ?

 これを“純愛”と言わずして何という、と私は思うわけ。船越氏に向けた愛情は純度100%。そうでなければ「命をかけて戦う」まで怒れないもの。そんな男と出会えただけでもものすごくうらやましいわ。

 だけど、純な気持ちって分が悪いんだよね。だいたい、「みなさん助けて お願いします」のブログをアップした翌日が、九州の大洪水の日。「夫が親友と浮気していた」という内容には、「だから???」と大多数が思ったはずよ。

 てか、夫を寝とる女を「親友」ということ自体ムリがあるし、なんで穴の開いた靴下をはいたり、カプセルホテルに泊まるの、と私はブログを見てツッコミを入れていたわけ。

 でも違うんだよね。彼女の行動は理屈じゃない。傷ついた“純な気持ち”がしていることで、お金という武器を使うのはフィットしないし、名誉棄損もどうでもいいのかも。

 並の女なら、「私もいたらないところがあった」とか、「こんな男にほれた私もバカだった」とか、矛先をにぶらせるけど、松居さんはあくまでまっすぐ。

 彼女が事業や投資が成功してきたのは、この性分ゆえよね。「徹底的に」と口では言っても実際にできる人はそういないもの。

 だからこそ着地点が気になるの。わが茨城では、激高している人がちょい息切れしたタイミングで、「もう、そごらにしとげ」と水をさす年寄りがいたんだけど、どうだろう。

※女性セブン2017年8月17日号

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
JALの元社長・伊藤淳二氏が逝去していた
『沈まぬ太陽』モデルの伊藤淳二JAL元会長・鐘紡元会長が逝去していた
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン