小林麻央さん「乳がん闘病」まとめ　by NEWSポストセブン

　2016年6月9日、歌舞伎役者の市川海老蔵が、妻の病状について会見を開いた。海老蔵によれば、1年8か月前に人間ドックを受けた際に異変が見つかり、検査で乳がんと診断されたという。

︎左胸に腫瘤発見時に“生検”を受けなかった

︎カリスマ助産師も見落とした「しこり」の落とし穴

︎乳がんを全摘出しなかった

「“切らない”と決めたのは麻央さんや海老蔵さん、家族で話し合ってのことだったという話も聞きました。乳がんが発覚した時点では摘出手術は可能で、医師からも抗がん剤治療と手術を勧められたそうです。ただ、切らずに温存する治療法もないわけではない。そしていろいろ調べるうちに切らずに治す方がリスクが低いのではないかと思うようになったのではないでしょうか。できる限り乳房を切りたくないという女性としての思いもあったかもしれません」（関係者）

︎治療方針を巡り病院内で「内紛」発生し転院

︎2度転院していた麻央さん、がん治療法選択の難しさ

︎切らない選択をした麻央さん「できれば3人目」という思い

　乳がん闘病中に開設したブログ「KOKORO.」。当時、気持ちや病状を素直に綴るこのブログには、多くの人から共感や励ましのメッセージが届いていた。

︎日記を同日公開、姉・麻耶の胸の内と固い絆

︎麻央さんの闘病告白が多くの日本人女性に与えた影響

︎乳がん患者　ブログに「どれだけ励まされるか」

︎麻央さんを見て「私は頑張れてない…」と葛藤抱く乳がん患者も

︎ステージIVを明らかにした麻央さん　QOLのための手術内容

　ステージとは「がんの進行度合」を表す。乳がんの場合、最も軽いステージ0、Iから最も重いステージIVまでの5段階がある。また、がんの治療を始めた人のなかで5年後、10年後に生存している人の割合を示す「5年生存率」「10年生存率」という数字も公表されている。

　ステージIVとは、乳がんが骨、肺、肝臓など他部位へと転移が広がった状態を指している。一般に「末期がん」「遠隔転移乳がん」と呼ばれる。事実、彼女はブログで骨と肺にがんが転移したと明かしている。

　10月1日のブログで「QOL（生活の質）のための手術」を受けたことを明かしている。麻央さんの知人が語る。
「麻央さんは、左乳がんと脇の下のリンパ節を取り除く手術を行ったそうです。がんをすべて除去する『根治手術』ではなく、痛みを軽減するための手術でした。2時間以上のオペでしたが、麻央さんの状態は良好で、その後、一時退院までできるようになりました。海老蔵さんと子供たちと久々に家族水入らずの時間を過ごせたそうです」

︎海老蔵、麻央さんの治療のため願かけや祈祷

　海老蔵は2016年の春から夏にかけて、がん治療に強いといわれる都内の複数の病院で姿を頻繁に目撃された。セカンドオピニオンを求めて駆けずり回り、民間療法を含めて妻に適した医療方法を模索していたようだ。

「海老蔵さんは麻央さんのための願かけや祈祷をしてもらっています。父親の團十郎さんが白血病になったときはお酒と肉を断ちましたが、今回はハードスケジュールをこなすために肉食を欠かせない。その分、好きなお酒は贔屓筋とのつきあい以外、ほとんど飲んでいないそうです」（海老蔵の知人）

︎箝口令を敷き麻央さんの乳がん闘病に献身

︎闘病中の麻央さんのために専用の酵素風呂を作る

︎麻央さんの渡米治療を模索し涙の奔走

︎藁にもすがる思いで「見えない力」も大切にした

︎麻央さんが選んだ「わが家」での最期

　2人の幼い子供を残し、34才の若さで亡くなった。小林麻央さんは夫の海老蔵に「愛してる」と告げて、息を引き取った。麻央さんが最期の場所に選んだのは、海老蔵さんや子供たちの待つ我が家だった。

︎永遠の愛誓った海老蔵を悩ます「團十郎襲名」と梨園の掟

︎海老蔵と“麻耶ママ”「いつまでもこのままで」といかぬ事情

︎海老蔵の苦悩　麻央さんが眠るのは成田屋の墓か、小林家か