このほか、リンゴ日報によると、劉暁波氏の初七日に追悼集会を行ったとして、広東省の民主活動家ら少なくとも5人が当局に拘束されたという。
一方、昨年10月には、天安門事件最後の政治犯であるとされる苗徳順氏が北京郊外の刑務所から釈放されると報じられ、釈放日当日は多くのメディア関係者や支援者が刑務所前へ集まったものの、苗氏は釈放されなかった。刑務所側は説明を避けている。
苗氏は天安門事件での逮捕者で唯一釈放されていない。苗氏は獄中で拷問を受け、健康状態が悪いと伝えられており、死亡した可能性もあるという。
米議会調査局や米国務省の中国や人権担当部局では、いまも天安門事件当時の活動家は当局に24時間態勢で監視され、普通の生活もままならず、仕事もない状況で、貧窮した生活を送っている者が大半だという。このため、昔の仲間を頼って会いに行くと、民主化活動の謀議と疑われ、取り調べを受けて、態度が悪いと再逮捕となるケースが多いという。