国内

自分の書いた記事についたネットのコメントを読んでみた…

オバ記者が自分の記事へのヤフコメを読んでみたら…

 女性セブンの名物還暦記者“オバ記者“こと野原広子が、世の中の様々な事柄に物申す! 今回は、“ヤフコメ”についてです。

 * * *
 ネットの“Yahoo! ニュース”はチェックしているけど、“コメント欄”は「何、それ?」という人がけっこういて、つい最近まで私もそのひとり。

 略して“ヤフコメ”っていうんだってね。記事を下にスクロールすると匿名の書き込みがあって、「自分の記事はショックを受けるから見ないほうがいいよ」と、何人かに止められたわよ。

 まずは私の文章力について。「アマチュア以下」「酔っぱらいながら書いた記事だろう」「素質がない。今すぐに辞めるべき」「本当に頭が悪い記者が書いた記事で読むのが苦痛」。

 中には耳の痛い感想を書いてくれる人もいるけど、タイトルだけ読んであらぬことを言う人も少なくないのね。安倍昭恵さんについて書いた記事では、「言ってやろうか。大手製菓会社の令嬢と、三流記者のお前とは生きている場所が違うんだよ」というしびれるご忠告。

 で、丸二日。いろんなヤフコメを手当たりしだい読んだら、私に投げられた言葉なんて、シャボン玉程度だってことがよ~くわかったわ。

 ニュースとして取り上げられた事柄から、政治家を含めた有名人まで、「何もそこまで」と呆れるほど悪意に満ちた口汚さ。

 しかも誰かがこうと決めつけるとハチの巣をつついたよう。“消えろ”だの、“終わったな”だの、短い言葉でターゲットを集団攻撃よ。

 ヤフーによると、1日の投稿数は約14万件。多くの人が不快に感じる、わいせつや差別的なコメント、宣伝行為や布教活動、抗議行動の扇動を禁じ、24時間365日体制で専門チームが投稿内容をチェック。

 さらに今年の6月には、複数のアカウントを使って、“多くの人の意見”に見せかける人への対応を強化したそう。

 その効果を期待しないではないけれど、それよりは、顔出し、名前出しと、匿名のコメント欄を分けたらどうかしら。子供っぽい人種差別だの、つじつまの合わないデマ話はずいぶん消えると思うんだけどな。

※女性セブン2017年9月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン