「リレックス・スマイルは、ドライアイの方や格闘技など、目に衝撃が加わる可能性の高い方でも治療の対象となります。ただし、レーシックが治療後数時間で視力回復するのに対して術後1週間程度かかります。さらに、どの手術後でも経年変化で近視が進むこともあり、全体の5%くらいの方は再手術が必要です。
レーシックはフラップがあるので、再手術が比較的容易ですが、リレックス・スマイルは、同じ方法での再手術は不可能です。その場合はPRK(表面からレーザーを当てる方法)、または新たにフラップを作り、レーシックで対応することになります」(戸田院長)
屈折矯正方法は、人の状態によって個々に適応となる方法が異なってくる。屈折矯正治療を受ける場合は、角膜形状など、しっかりと検査を受け、手術の説明を十分に聞いてから、自分に合った治療を選択することが大切だ。
■取材・構成/岩城レイ子
※週刊ポスト2017年9月1日号