既に3シーズン目を迎えたLED問題は時間が経てば解決するわけではない。慣れたからといって、簡単に対応できるものでもないだろう。そう考えると、一番不利益を被る可能性が高いのは、本拠地のチームだ。
「LED照明が原因のミスをしたことで、選手の野球人生が大きく転換することだってある。もし9回、山崎が逆転を許していたら、チームはBクラスに転落していたし、宮崎への精神的なダメージも計り知れなかった。
プロ野球選手は、一球一打に生活が掛かっている。コストは削減できたかもしれませんが、LED照明はそれ以上のマイナスを及ぼしているのではないでしょうか。DeNAが本気なら、横浜スタジアムに掛け合って、照明の配置を変えるなど何らかの処置は必須だと思いますよ。長い目で見たら、経済的にもどちらが良いか明白ではないでしょうか」(同前)
2年連続のクライマックスシリーズ進出に向けての大一番で、LEDが試合の行方を左右する可能性もあった。この事実をDeNA球団はどう受け止めるか。