御料牧場関係者による「無法ゴルフ」は、牧場周辺の近隣住民などに複数の目撃証言があった。しかも、彼らが目撃していたのは日中のこと。牧場内ではゴルフの練習が白昼堂々と行われているようだ。
「皇室にゆかりの深い場所に、ゴルフクラブとボールを持ち込んで、周囲から見える場所でカコン、カコンと球を打つのはどういう神経でしょうか。敷地内の施設や飼育している牛や馬、豚に当たったら大変でしょうし、ゴルフネットがあるわけではないので、万が一にも周囲に飛んでいけば危険ですよ」(別の目撃者)
それだけ堂々としたものならば、牧場職員の間でも無法ゴルフはよく知られた行為に違いないが、職員の間からも「やめるべきだ」という声は上がらないのだろうか。また、職員であればゴルフクラブが簡単に持ち込める状況にあるということは、前述のように不法に猟銃を所有している職員がこっそりとそれらを持ち込んでいたとしてもおかしくはない。神田氏が続ける。
「両陛下の耳に入ったら、どんなに悲しい思いをされることでしょうか。御料牧場は皇族方の食の原点であり、両陛下や皇太子ご一家のお体や健康の根底を担う神聖な場所です。その重要な仕事の意味を、改めて考えていただきたいと切に願います」
宮内庁ホームページの御料牧場の説明には《皇室のおもてなし》という一文がある。果たして、その言葉を裏付けるだけの「心」は込められているのだろうか。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年10月26日号