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2017.10.15 16:00  週刊ポスト

朝日新聞の出会いビジネス “出会い系”とは一線を画す

 すでに英会話教室、ホテルブッフェや味覚狩り、酒造見物などが「交流会場」に予定されているという。戦略上、大きな武器となるのはやはり「朝日新聞」というブランドだ。

「従来の出会いサービスに抵抗がある方でも、朝日新聞社の運営ならば安心感があり、周囲の理解も得やすくなる。実際、試験的に行なった交流会でも『ほかの交流会は行きづらいけど、朝日新聞だから来た』という方がおられました。独身の息子や娘のために資料請求をする方もいる」(井原氏)

「朝日なのにやる」ではなく、「朝日だからやる」ということらしい。そうはいっても、「朝日だから安心・安全」といえるものなのだろうか。

「監視の行き届かないネット上でのマッチングサービスのなかには様々な危険があるのも事実。そのためリアルな出会いの場所を提供することにこだわりました。学歴や年収は一切問いませんが、信用できる人に参加してもらうため独自の審査を設け、独身でも特定のパートナーがある人は入会できません。参加者には各種会員規約に同意をしてもらい、個人情報の管理にも細心の注意を払う」(井原氏)

 事業を立ち上げた井原氏は入社4年目の25歳。2015年夏に応募した社内の新規事業コンペで優秀提案に選ばれ、約2年の準備期間を経てサービス開始となった。

 井原氏のアイデアの原点となったのは、大学時代にアルバイトをしていたファミリーレストランだった。井原氏は当時、毎日のように同じ時間に来店していた60代の男性と親しく話すようになった。その男性は、妻を亡くし、子供が独立して孤独な日々を送っていたという。

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