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【日本株週間見通し】衆院選を受け日経平均15連騰を意識

週明け日経平均が過去最高の15連騰を意識

 投資情報会社・フィスコ(担当・田代明美氏)が、株式市場の10月16日~10月20日の動きを振り返りつつ、10月23日~10月27日の相場見通しを解説する。

 * * *
 先週の日経平均は上昇。前々週からの連騰記録を更新するなか、週末には1960年12月21日から1961年1月11日にかけての最長記録となる14連騰に並んだ。中国の景気減速やスペインの政情不安への警戒感などが重石になる局面もみられたが、米国市場では連日でNYダウなど主要指数が最高値を更新したほか、国内では衆院選を控え、与党優勢との情勢が伝えられたことから、アベノミクス加速や長期安定政権を期待した海外勢による資金流入も観測された。

 一方で、インデックス中心の売買のなか、個人主体の中小型株などは高安まちまちとなり、結果、日経平均が記録的な上昇を続けるものの、主力大型株以外については、不安定な相場展開となった。

 今週は衆院選の結果を受けた政策期待が改めて高まる可能性がありそうだ。予想通りに与党勝利となれば、アベノミクス加速へのご祝儀相場からの上昇も見込まれ、日経平均は15連騰という新記録が意識されよう。もっとも、これによりいったんは達成感が意識されやすいほか、決算発表が本格化する中、次第に様子見ムードが強まりやすい。まずは24日の日本電産<6594>の決算が評価されるようだと、その後の決算期待が相場の押し上げ要因になる可能性があり、見極めたいところであろう。

 その他、米国ではアルファベット、アマゾンといったFANG銘柄の決算が予定されている。再評価の流れとなれば、日本のハイテク株への刺激材料になるとみられる。一方で日経平均が達成感からこう着感を強めたとしても、先高感は根強いなかで物色意欲が強く。相対的に出遅れている中小型株への資金の広がりが意識されそうだ。

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