国内

関西屈指の大型納骨堂経営者「脱税逮捕」で遺族は大困惑

CMにも出演していた山口容疑者(YouTubeより)

 兵庫県芦屋市の高級住宅街でも、とりわけ目立つ“億ション”の一室に、大阪地検特捜部が家宅捜索に入ったのは、10月12日午前のことだった。

 捜索の対象となったのはマンション型納骨堂「梅旧院光明殿」(大阪府浪速区)を運営する「光明殿」社長・山口幸子容疑者(63)の自宅だ。この4年間で1億4300万円の法人税を脱税した疑いで、この日、山口容疑者を含む3人の関係者が逮捕された。

 梅旧院光明殿は、都市部で急増する「ビル型納骨堂」「マンション霊園」の草分け的存在だ。

〈来てみて便利な梅旧院~♪〉の軽妙なオリジナルソングが流れる中、着物姿の山口容疑者が合掌して「大切にお祀りさせていただきます」と語りかけるテレビCMが関西圏では広く知られている。

 その名物女性社長は「リーマンショック以前は2億円はくだらなかった」(近隣住人)という芦屋の高級マンションに住み、移動は運転手つきの高級外車。梅旧院光明殿の近くにある寺院の僧侶はこう証言する。

「納骨堂に白や赤の派手な高級外車でやってきて、帰る時に従業員が並んで『お疲れ様でした』と頭を下げて見送る姿が目立っていました。テレビに出るようになって格好が派手になり、気になっていたところで今回の逮捕を知った」

関連キーワード

関連記事

トピックス

(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
「運転免許証偽造」を謳う中国系業者たちの実態とは
《料金は1枚1万円で即発送可能》中国人観光客向け「運転免許証偽造」を謳う中国系業者に接触、本物との違いが判別できない精巧な仕上がり レンタカー業者も「見破るのは困難」
週刊ポスト
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン