逮捕の数日後、梅旧院光明殿を訪ねると入り口近くにあるカウンターの内側にいたスタッフがこう答えた。
「僕らはアルバイトで、何も聞かされていないんです。今、会社が弁護士を選んでいるようなので……僕らに話せることはありません」
墓参りに訪れ、不信感を口にする人もいた。
「(社長が逮捕されても)この納骨堂はなくならないという説明は受けましたが、中の遺骨が大丈夫なのか心配ですよね……」(50代女性)
納骨堂の入り口に〈どうぞ過度のご心配はなさいませぬ様ご安心下さいませ〉との貼り紙があるが、対応の詳細は記されていない。
宗教法人・梅旧院の住職を直撃すると今回の事件とは「無関係」という主張を繰り返した。
「うちは管理を委託しただけで、不正のことは知りませんでした。そんなん、向こうが勝手にやったことでしょう。あっちの問題。こちらはこれまで通りやっていくだけです。(運営会社の変更は)今は考えていない」
※週刊ポスト2017年11月3日号