ライフ

行列もできる人気立ち食いそば『よもだそば』の舞台裏に密着

特大かき揚げそば 370円

 日本橋と銀座に店を構え、昼どきには行列ができる繁盛店の『よもだそば』。朝食目当ての客が一段落した午前9時。日本橋店を訪れると、人が行き交うのがやっとの幅しかない厨房で、店員たちがランチに向けて仕込みに勤しんでいた。天ぷら担当者は、ごぼう天、厚さ5センチもあろうかという名物の特大かき揚げやニラ天などを次々に揚げていく。常になにかが揚げられているため、この店では揚げたての天ぷらにありつけることが多い。

 そしてその横では、ファンの多い自家製カレーの仕込みが始まった。刻み玉ねぎを丁寧に炒め、トマトや骨付き鶏もも肉を加えて1時間じっくり煮込む。

 次はツユ作り。化学調味料を使用しないこだわりのツユは、1日に5~6回出汁をとる。このまめさが、いつでも風味豊かなツユを味わえる理由なのだ。さらに店の地階では、そばの実の外皮も挽いた色の濃いそばが次々と作られていた。

 とにかく常にフル回転のよもだそば。食材にこだわり、一から丁寧に作る──。ワンコインでお釣りがくる一杯の中に、店の心意気が凝縮していた。

住所:中央区日本橋2-1-20 八重洲仲通りビル1F
営業時間:月~金 7時~22時、土・日・祝 10時~15時
定休日:なし
※他に銀座店あり

●取材・文/本橋隆司、撮影/安藤青太

※週刊ポスト2017年11月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン
今の巨人に必要なのは?(阿部慎之助・監督)
巨人・阿部慎之助監督「契約最終年」の険しい道 坂本や丸の復活よりも「脅かす若手の覚醒がないとAクラスの上位争いは厳しい」とOBが指摘
週刊ポスト
大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、不動産業者のSNSに短パン&サンダル姿で登場、ハワイの高級リゾードをめぐる訴訟は泥沼化でも余裕の笑み「それでもハワイがいい」 
女性セブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
《再スタート準備》中居正広氏が進める「違約金返済」、今も売却せず所有し続ける「亡き父にプレゼントしたマンション」…長兄は直撃に言葉少な
NEWSポストセブン
不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《ベリーショートのフェミニスト役で復活》永野芽郁が演じる「性に開放的な女性ヒロイン役」で清純派脱却か…本人がこだわった“女優としての復帰”と“ケジメ”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の一足早い「お正月」》司組長が盃を飲み干した「組長8人との盃儀式」の全貌 50名以上の警察が日の出前から熱視線
NEWSポストセブン
垂秀夫・前駐中国大使へ「中国の盗聴工作」が発覚(時事通信フォト)
《スクープ》前駐中国大使に仕掛けた中国の盗聴工作 舞台となった北京の日本料理店経営者が証言 機密指定の情報のはずが当の大使が暴露、大騒動の一部始終
週刊ポスト
タレントとして、さまざまなジャンルで活躍をするギャル曽根
芸人もアイドルも“食う”ギャル曽根の凄み なぜ大食い女王から「最強の女性タレント」に進化できたのか
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
安達祐実、NHK敏腕プロデューサーと「ファミリー向けマンション」半同棲で描く“将来設計” 局内で広がりつつある新恋人の「呼び名」
NEWSポストセブン
還暦を迎えられた秋篠宮さま(時事通信フォト)
《車の中でモクモクと…》秋篠宮さまの“ルール違反”疑う声に宮内庁が回答 紀子さまが心配した「夫のタバコ事情」
NEWSポストセブン
熱愛が報じられた長谷川京子
《磨きがかかる胸元》長谷川京子(47)、熱愛報道の“イケメン紳士”は「7歳下の慶應ボーイ」でアパレル会社を経営 タクシー内キスのカレとは破局か
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」新年特大号発売! 紅白激震!未成年アイドルの深夜密会ほか
「週刊ポスト」新年特大号発売! 紅白激震!未成年アイドルの深夜密会ほか
NEWSポストセブン