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がんサバイバーらに聞く、がんだと友人に伝える方法

抗がん剤を打つ日だけママ友が送迎してくれたケースも(写真/アフロ)

 がんを告知されてから、どんなことが起こるのか――。臨床心理士と若いがんサバイバーに聞いたところ、自分の心の整理がついてからでいいので、周囲には、がんになったことを伝えた方がメリットは多いようだ。その中でも友人へはどう伝えればいいのかを聞いた。

 職場や学校とは違い、ママ友に伝えるかどうかは、注意が必要。余計な気遣いを与えるかもしれないからだ。

「プライバシーの問題もあるので、みんなに一斉に話す必要はありませんが、子供の口から意図せず伝わってしまうこともあります。子供に“内緒にしてね”と約束しても、うっかり話してしまうことは実際、多々あるからです。そうなるよりは、子供と仲のよい友達の親御さんにはあらかじめ伝えておくなど、範囲を限定して伝えておいた方がいいでしょう」(臨床心理士の小林真理子さん)

 聞いた人たちは、何か手助けしたいと思う人がほとんど。頼みすぎはよくないし、余計なことまで話す必要はないが、好意は受けとっておいた方がいい。

 実際、取材した人の中には、具合が悪い時に習いごとの送迎を肩代わりしてもらったり、自分が病院から戻るまでの間だけ預かってもらうなど、相手に負担のない範囲で協力してもらうケースが多かった。

 ママ友にはLINEのグループ機能を活用し、“こういう事情なのでご迷惑をおかけします”と正直に伝えたと言うのは、4年前に乳がんの治療を始めた河合静江さん(仮名・42才・自営業)。

「ママ友が“お迎えを手伝うよ”と言ってくれたので、抗がん剤を打つ日だけ、“この日は動けないのでお願いできる?”と、息子の習いごとのお迎えを依頼。快く引き受けていただき、本当に助かりました」

※女性セブン2017年11月23日号

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