国内

ミシュラン★の寿司職人が選ぶコンビニグルメ鍋焼きうどん

「鮨 美菜月」の崎貴之さん

 9月中旬、都内のミシュラン店にお弁当やスイーツが入ったコンビニ袋を持ったシェフが入っていく姿を記者は目撃した。あのミシュランガイドに掲載される一流店とコンビニ…いかにも釣り合わないが、記者はふとこう思った。

「ミシュラン店のシェフが好んで食べるコンビニ飯は、安くておいしい最強グルメなのでは」

 数多くのミシュランシェフたちにおすすめのコンビニ飯を紹介してもらうべく、一心不乱に取材を申し込んだが、その多くは、「コンビニなんて行かない」「忙しいから電話を切るぞ」と相手にしてくれない。

 それでも「プロが認めるコンビニ飯が知りたい」という思いで依頼を続けていると、「仕方ない。今回だけはこっそり教えましょう」と優しく手を差し伸べる料理人が現れた。

「ぼくが選んだのは、セブン-イレブンの鍋焼きうどん。これほどおいしい冷凍食品は本当に少ないと思います」

 こう語るのは、大阪・西天満の鮨店「美菜月」の崎貴之さん。ミシュラン1つ星に輝く気鋭の料理人は、この鍋焼きうどんの「完成度」の高さに舌を巻く。

「具だくさんなのに汁が濁らず、ダシの香りがよく、麺にはコシがある。具のバランスも抜群です。鶏肉や油揚げから出る脂が汁にコクを与え、ダシだけでなく、具から出る味がバランスよく調和していており、味わい豊かです」(崎さん・以下同)

【崎さんオススメのコンビニグルメ】
◆セブン-イレブン 鍋焼うどん(398円)
「総合的な味のバランスが格別。薄味が好みのかたは、卵を溶いて加えるとまろやかな味になります。ねぎや菊菜(春菊)を加えてもおいしい」

◆ファミリーマート 野菜スティック・味噌マヨ(258円)
「水分を多めに含み、瑞々しさとうま味がたっぷり。軽く塩を振るだけで充分に素材の味を堪能できる」

◆セブン-イレブン 手巻きおにぎり たまごが美味しい玉子かけ風御飯(120円)
「漬けにして味を濃くした卵黄が具のおにぎり。卵黄のねっとり感とお米の食感のハーモニーが楽しめます」

【店舗情報】
「鮨 美菜月」
大阪府大阪市北区西天満2-10-9
定休日:日曜・祝日
営業時間:17~22時L.0.
予約:可

※女性セブン2017年11月30日・12月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

還暦を過ぎて息子が誕生した船越英一郎
《ベビーカーで3ショットのパパ姿》船越英一郎の再婚相手・23歳年下の松下萌子が1歳の子ども授かるも「指輪も見せず結婚に沈黙貫いた事情」
NEWSポストセブン
ここ数日、X(旧Twitter)で下着ディズニー」という言葉波紋を呼んでいる
《白シャツも脱いで胸元あらわに》グラビア活動女性の「下着ディズニー」投稿が物議…オリエンタルランドが回答「個別の事象についてお答えしておりません」「公序良俗に反するような服装の場合は入園をお断り」
NEWSポストセブン
志穂美悦子さん
《事実上の別居状態》長渕剛が40歳年下美女と接近も「離婚しない」妻・志穂美悦子の“揺るぎない覚悟と肉体”「パンパンな上腕二頭筋に鋼のような腹筋」「強靭な肉体に健全な精神」 
NEWSポストセブン
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《還暦で正社員として転職》ビッグダディがビル清掃バイトを8月末で退職、林下家5人目のコンビニ店員に転身「9月から次男と期間限定同居」のさすらい人生
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された佳子さま(2025年8月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《日帰り弾丸旅行を満喫》佳子さま、大阪・関西万博を初訪問 輪島塗の地球儀をご覧になった際には被災した職人に気遣われる場面も 
女性セブン
鷲谷は田中のメジャーでの活躍を目の当たりにして、自身もメジャー挑戦を決意した
【日米通算200勝に王手】巨人・田中将大より“一足先にメジャー挑戦”した駒大苫小牧の同級生が贈るエール「やっぱり将大はすごいです。孤高の存在です」
NEWSポストセブン
侵入したクマ
《都内を襲うクマ被害》「筋肉が凄い、犬と全然違う」駐車場で目撃した“疾走する熊の恐怖”、行政は「檻を2基設置、駆除などを視野に対応」
NEWSポストセブン
山田和利・裕貴父子
山田裕貴の父、元中日・山田和利さんが死去 元同僚が明かす「息子のことを周囲に自慢して回らなかった理由」 口数が少なく「真面目で群れない人だった」の人物評
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン