僕は『ニュースステーション』を、とにかくほかとは違う番組にしたかった。
どうにかして、誰も言っていない意見を言いたい。誰も聞いていない質問をしたい。なるべく理不尽なことを言いたい。そう思ったんです。
今回本を作ったのは、全然関係ない職種の人に読んでもらいたいと思ったから。
仕事にどうやって取り組めばいいかわからないという若い人は多いはず。どんな仕事でも工夫次第で面白くなる。一見、不運なように思えても、あとから見れば幸運だったと思える日がくる。そんなことに気がついていただければいいな、と思っています。
■聞き手/柳澤健(ノンフィクションライター)
※週刊ポスト2018年1月12・19日号