ライフ

60歳からの間違えないクルマ選び アラ還評論家が対談

フリーライターの清水草一氏

 シニアはどんな「終のクルマ」を選ぶべきか。レースドライバーとして活躍し、幅広い見識を持つ国際自動車ジャーナリストの清水和夫氏(63)と、これまでに40台以上のクルマを購入し「自動車を明るく楽しく論じる」のがモットーのフリーライター・清水草一氏(56)が、間違いのないクルマ選びを指南する。

草一:昨年、若い頃あこがれていたフェラーリ328を買ったんですが、ゆっくり走っても満足できるクルマっていいなあ、としみじみ感じていますね。

和夫:私は懐古趣味ではないけど、1999年式のメルセデス・ベンツE55 AMGを昨年、衝動買いした。トローッとした乗り味が20年ほど前のクルマとは思えないほど心地いい。最近の高性能なクルマはアドレナリンを一気に噴き出させて瞬間的に終わる感じだけど、このクルマはじわ~っと絶妙に出てくる。

草一:いずれも発売当時はバカッ速いクルマだったのに、時の流れが自然とそういう気持ちにさせるというか、今この年で乗ればスローライフを楽しめるクルマです。

和夫:私が18歳で免許を取って初めて乗ったのが“ハコスカ”と呼ばれた日産スカイライン(3代目)で、若葉マークなのにラリー仕様にガンガン改造した思い出が……あの出会いが人生を変えた。

草一:僕が学生の頃憧れたのもスカイラインでしたね。6代目のR30といって、今見るとやたら角ばっていてダサいんですが、それが“昭和の心”というか。今のクルマとは違い、古いクルマは街の人が温かい目で見てくれますよね。

和夫:今時のイケイケ女より、八千草薫とか吉永小百合が持つような魅力ですよ(笑い)。街中で乗っていてもそれくらいみんなの眼差しが温かい。

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト