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全米一のスポーツ雑誌「スポイラ」 水着特集の凄まじさ

モデルのダニエル・ヘリントン(The Mega Agency/AFLO)

 毎年2月14日のバレンタインデーが近づくと、スポーツ専門誌として全米一の発行部数を誇る『スポーツ・イラストレイテッド』(以下『スポイラ』)の愛読者は期待に胸を膨らませて書店に向かう。だが、誌面を彩るのはアスリートの競技中の姿ではなく、磨き抜かれたボディに限界ギリギリの水着を纏ったスーパーモデルや女性アスリートの挑発的なポーズばかり。『スポイラ』が1964年から年に一度発行する「水着特集号」だ。

 発行のきっかけは、スポーツ界のイベントが激減する“2月対策”だった。第1号は、白いビキニ姿のモデルの表紙と5ページのグラビアだけという“付録扱い”。だが、年々評判を呼び、1997年からは1冊丸ごと水着特集号となり、今では平常号より大幅増の100万部を売り上げる。いつしかモデルにとっても水着特集号の表紙を飾ることがステータスとなった。

 20年前からはテニスのステフィ・グラフらスポーツ選手もビキニ姿を披露するようになり、最新号では“セクシーすぎるゴルファー”ペイジ・スピラナックが登場。水着も流行の最先端を走り、今年も最新流行の「ストラップ」や「肩出し」のデザインを採用、ベージュやマスタードイエロー、ストライプ柄を取り入れる。

 さらに、米国最大手の水着ブランド「Raj Swim」と提携し、誌面を飾った水着の販売を2月からオンラインショップで開始。水着特集号の担当編集者MJ・デイ氏は、今回の提携について同誌サイトで次のように語っている。

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