ゲートに対して斜め12度の角度からの打球までならボールは通る。ボールの大きさとゲートの形状から物理的に計算した先達がいるんです。スティックの当て方、ボールのぶつけ方も物理学ですよ。
あとね、ゲートボールは自分がゴールすることより、いかに相手の邪魔をするかでゲームの趨勢が決まる。
『おはよう!ゲートボール』のゲストに立川談志師匠が出演してくれたときに言ってましたよ。
「相手の邪魔をして自分たちがいい思いをするとんでもねぇゲームだ」って、名言だね。その後に、「だからオレに向いてる」ともね(笑い)。
これ、ゲートボールの面白さの核心をついた言葉ですよ。相手が嫌がるように作戦を組み立てる。だからこそ面白いし白熱するとカッカして、人間関係が面倒なことになることまである。だけど、それらを含めて面白いんです。
最近はマレットゴルフだとかパークゴルフなんかにファンを取られてるみたいだけど、あれってひとりでやれて他人との関わりを持たなくていいから楽なんですね。