「中学や高校では、一部に不適切な行動や、授業を妨害するような人がいても、しっかり者の女子生徒がいたり、周囲が同調しなかったりすることで、クラス全体が崩壊するということは少ない。しかし、小学校低学年の場合はクラスの1割が勝手なことをし始めると、連鎖的に落ち着きのなさが広がっていきます。先生が注意しても、そもそも先生の気を引くことが目的なので、火に油を注ぐことにもなりかねない。

 さらに言うと、昔の教育現場では“ヤンチャで手がかかる低学年の子は、適切な指導を繰り返すことでやがて高学年になったら落ち着くだろう”という大らかさというか、穏やかさがありました。しかし、最近の先生は真面目で、低学年の頃でも落ち着きのない子をつきっきりで面倒を見ます。そうすると、放っておかれるのはクラスの大半の大人しい子たちで、彼らも“学校はおもしろくない”となって、荒れていく。悪循環になっているんです」

 かまってほしい子供が増えている理由は、親と子の関係の変化だという。

「親が子供に『過干渉』になったことで、子供が家の外でも誰かに頼ったり、甘えたり、かまってもらうことが当たり前だと思うようになりました。昔は子供が多く、きょうだいなど上の子が下の子を見てくれるだろうと、ある程度、親は子供を放っておきましたよ。それは必然的に子供が自立心を持って行動できるように育つことに繋がっていました。でも今は一人っ子も多いですし、親がつきっきりでかまってくれるのに慣れた子が増えた」(前出・増田さん)

 対策が急務だ。

※女性セブン2018年3月22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《圧巻の8頭身ボディ》結婚発表の長澤まさみが語っていた「タイプの男性」 インタビュアーも虜になったオーラと「人間力」
NEWSポストセブン
今森茉耶(事務所HPより、現在は削除済み)
《ゴジュウジャー降板女優の今森茉耶》SNS投稿削除で“消息不明”に…母親が明かした複雑な胸中「何度でもやり直せる」
NEWSポストセブン
85歳。小説家、絵本作家の志茂田景樹さんの現在地とは
《執筆は介護ベッドで音声システムを使って…》書き続ける“要介護5”の作家・志茂田景樹が語る現在の暮らし「“老い”を意識したら少しでも充実する気持ちを」 
NEWSポストセブン
2025年に離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(左/本人インスタグラム、右/時事通信フォト)
《ファミリーカーの運転席で弁当をモグモグ…》2児の母・加藤ローサ、離婚公表後の松井大輔氏との現在 いまも一緒に過ごす元夫の愛車は「高級外車」
NEWSポストセブン
女優の大路恵美さん
《江口洋介さん、福山雅治さん…年上の兄弟から順に配役が決まった》『ひとつ屋根の下』女優・大路恵美さんが“小梅役”に選ばれた決め手を告白
NEWSポストセブン
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《“七三分け”白髪の石橋貴明が動き始めた》鈴木保奈美「私がお仕事をしてこられたのは…」“再ブレイクと闘病中”元夫婦の距離感
NEWSポストセブン
波瑠と高杉真宙の仲睦まじいツーショット
《波瑠がメガネと白セーター姿で高杉真宙にピッタリ寄り添い…》「思い出深い1年でした」新婚ホヤホヤの2人は“お揃いのデニムパンツ”で笑顔の神対応
NEWSポストセブン
『激走戦隊カーレンジャー』でピンクレーサー・八神洋子役を演じ、高い人気を得た来栖あつこさん
《スーパー戦隊50年の歴史に幕》「時代に合ったヒーローがいればいい」来栖あつこが明かすイエローとの永遠の別れ、『激走戦隊カーレンジャー』ピンクレーサー役を熱演
NEWSポストセブン
12月中旬にSNSで拡散された、秋篠宮さまのお姿を捉えた動画が波紋を広げている(時事通信フォト)
《識者が“皇族の喫煙事情”に言及》「普段の生活でタバコを吸われる場合は…」秋篠宮さまの“車内モクモク”動画に飛び交う疑問
NEWSポストセブン
小室さん眞子さんのNY生活を支える人物が外務大臣表彰
《小室眞子さん“美術の仕事”の夢が再燃》元プリンセスの立場を生かせる部署も…“超ホワイト”なメトロポリタン美術館就職への道
NEWSポストセブン
今年成年式を終えられた悠仁さま(2025年9月、東京・港区。撮影/JMPA) 
《自らモップがけも…》悠仁さまが筑波大バドミントンサークルで「特別扱いされない」実情 「ひっさー」と呼ばれる“フラットな関係”
週刊ポスト
長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン