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大阪民泊バラバラ殺人事件と座間9遺体事件の共通点状況は

大阪民泊バラバラ殺人事件のバシリエビチ容疑者

 訪日外国人が増える中、2月24日、大阪の民泊で起こった米国人の男・バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者によ27才の日本人女性のバラバラ殺人事件。この事件は他人事ではない。

 観光庁の調査によれば、2017年の訪日外国人観光客数は前年比19.3%増の2869万人、外国人旅行者による消費総額は前年比17.8%の4兆4161億円で、ともに5年連続して過去最高を更新した。

 在住外国人も増加の一途をたどり、2015年には歴代最高の223万人になった。

 コンビニで、電車で、オフィスで…至るところに外国人がいるのが現代日本だ。また『YOUは何しに日本へ?』、『世界!ニッポン行きたい人応援団』(ともにテレビ東京)など、テレビでもおもしろ外国人や親日外国人が多数登場し、外国人は身近な存在となった。

 老若男女が異文化コミュニケーションをする時代になったからこそ、今回の事件は他人事ではない。国際交流には、大きな落とし穴もあるのだ。臨床心理士の矢幡洋氏が被害女性の「心理」を語る。

「もしも容疑者が日本人男性だったら、被害者は警戒して民泊の部屋に入ることはなかったのではないでしょうか。留学経験があるだけに、“自分は慣れているから大丈夫”と警戒のハードルを下げてしまった可能性があります」

 思い起こすのは、昨年10月、神奈川県座間市の27才男性が住むアパートで9人の遺体が見つかった事件だ。この事件も、インターネットを通じて出会った犯人に命を狙われた事件だった。

 犯人はSNSで「死にたい」と発信する被害者の心の隙間に入り込み、言葉巧みに誘い出していた。

「今回の事件と座間の事件には、ネット上の出会いということと、他人にもかかわらず遠方に出かけ、密室に上がり込んだという共通点があります。被害者たちが“本名や顔を知らなくても友達だ”というSNS世代特有の感性を持つことも共通する点です」(矢幡氏)

 SNSには匿名性があるため、人目を気にせず自らの願望を発信できる。また願望を叶えてくれる人を簡単に探せるという特徴がある。

「自分の願望を実現させてくれるような存在だと思えば、危機意識のハードルは大きく下がります。座間の事件には“死にたいという気持ちをわかってくれる人と出会いたい”という願望があり、今回の事件には“外国人と国際交流をしたい”という願望があった。毎日の生活では簡単に知り合えない相手だったからこそ、見知らぬ人でもついていってしまったのではないでしょうか」(矢幡氏)

 もちろん、全ての外国人が“悪人”というわけでは決してない。だが、外国人とのトラブルは後を絶たない。

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