国内

話題の警視庁ツイッター、災害時の省力レシピ他多数の技

丸めた新聞紙で作った簡易膝かけ

 いざという時「あれがない、これもない!」と慌てないために、普段から緊急時の情報を得ておくことが重要。でも、どこから情報を得たらいいのかわからない? そんな時、役立つのが『警視庁警備部災害対策課ツイッター』。「十円玉2枚を使って袋を開ける」といった技がネット上で大きな話題になり、今やフォロワー数は約68万。同課に在籍する警察官が勧める情報より、簡単なものをピックアップ。

【新聞は使える】
 新聞紙は吸水性や保温性があり、箱にすれば皿やゴミ箱としても活用できる。非常用持ち出し袋に必ず入れておこう。

●くしゃくしゃに丸めた新聞紙をポリ袋に入れただけの簡易膝掛け。新聞紙は繊維が粗く、空気が多く含まれているため、中に足を入れると暖かい。避難所での防寒対策に◎。(2017年10月5日配信)

●避難所などで履ける簡易スリッパ。段ボールを足型に切り取り、新聞紙でくるみ、ビニール袋をかぶせるだけで完成。防寒効果も。(2017年4月7日配信)

「ツイートでは課員がネットで見つけた、新聞紙で作る『簡易コップ』も紹介しています。ビニール袋をかぶせれば水漏れの心配もありません」(警視庁警備部災害対策課・警部の村田尚徳さん・以下「」同)

【まだまだある! あんなワザ、こんなワザ】
●少し古くなった下着類は数日分まとめて衣類圧縮袋に入れておけば、非難時などにすぐに持ち出せる。(2017年2月17日配信)

●期限の切れた保存水は捨てずにラベルをはがして備蓄すれば、災害時の生活用水として活用できる。(2017年8月23日配信)

●クッキーは油脂分が多いため、火を起こす際、おがくずの間に入れると、火の勢いが強くなる。(2014年10月24日配信)

●家庭での飲料水を汲み置く時、清潔な容器に水道水を一杯まで入れてフタをする。常温で3日間、冷凍庫で10日間程度保存可能。(2015年1月27日配信)

●赤ちゃん用のお尻拭きシートは、肌に優しく、生地が厚手。お風呂になかなか入れず、温水洗浄便座も使用できない避難所等で役に立つ。(2017年10月26日配信)

 さらに、災害時にありものを省力で調理する方法も。料理好きの課員が試したレシピをご紹介!

【水漬けパスタ】
1:パスタを4時間ほど水につけ、クタッとさせる。
2:ゆでずにそのまま薄切りにしたハム、玉ねぎ、ケチャップを1と合わせて、1分間炒めればナポリタンに。歯応えもよく、想像以上のおいしさ。(2017年1月18日配信)

【水でカップ麺】
麺に味がついたカップ麺に水を注いで15分待つ。麺は少し硬めだが、スープの味がちゃんと染みた一食になる。試食した課員の息子さんによれば、「冷やしラーメンみたいで、アリ!」(2017年8月22日)

「2013年10月、伊豆大島の風水害現場に派遣された機動隊員が、実際に水でカップ麺を作って食べた話を参考にしています」

※女性セブン2018年4月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)
「高市早苗氏という“最後の切り札”を出すか、小泉進次郎氏で“延命”するか…」フィフィ氏が分析する総裁選の“ウラの争点”【石破茂首相が辞任表明】
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
9年の濃厚な女優人生を駆け抜けた夏目雅子さん(撮影/田川清美)
《没後40年・夏目雅子さんを偲ぶ》永遠の「原石」として記憶に刻まれた女優 『瀬戸内少年野球団』での天真爛漫さは「技巧では決して表現できない境地」
週刊ポスト
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
チームには多くの不安材料が
《大谷翔平のポストシーズンに不安材料》ドジャースで深刻な「セットアッパー&クローザー不足」、大谷をクローザーで起用するプランもあるか
週刊ポスト
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン
政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
週刊ポスト
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン