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横須賀軍港を巡って無人島を探検 「猿島」日帰りバスツアー

横須賀港に停泊する巨大なイージス艦

 ゴールデンウィークにどこか旅行に行きたいけど、予算もないし、泊りで行くのも大変…という人もいるだろう。そんな人におすすめなのが、1万円以下の日帰りバスツアーだ。旅行ジャーナリストの渡辺輝乃さんはこう話す。

「東京発のバスツアーなら、はとバスがおすすめ。22もの新ツアーが誕生し、種類・内容ともに充実しているからです」

 そんな渡辺さんのアドバイスを受け、本誌・女性セブンの記者が実際に体験するべくツアーを検索。そこで特に人気が高かったのが、神奈川県の横須賀軍港を巡り、その後、東京湾の無人島・猿島へ向かうツアーだった。

 早速予約を入れると、出発日1週間前だったせいか、残席が1人分。ギリギリ参加できたが、人気の高さをうかがわせた。

 ツアー当日、東京駅を朝8時過ぎに出発。約1時間30分で横須賀に到着すると、遊覧船に乗り換え、海上自衛隊やアメリカのイージス艦をはじめ、潜水艦などを間近で見学。

「日米のイージス艦が両方見られるのは、日本でもここだけ」と言う、ガイドの言葉に、シャッターを切る手が止まらない。

 一度“陸”に戻って、魚介の舟盛り定食でランチを済ませると、本日のメイン、猿島へ。猿島とは、東京湾に面した三笠公園から沖へ約1.7kmに浮かぶ無人島で、幕末から太平洋戦争後まで、首都防衛の拠点となった場所。今でも島のあちこちに軍事遺産が残る。このツアー最大の見どころは、ガイドに兵舎や弾薬庫内に、特別に案内してもらえること。レアな体験ができるわけだ。

「自然の中にたたずむレンガ造りの遺構が“映画のワンシーンのよう”と人気で、年間18万人が来島するんです」

 と言う、ガイドの話を聞きながら、ノスタルジックな風景の中を1時間30分ほど散策。

 その後、横須賀港に戻り、記念艦「三笠」を見学後、ショッピングを楽しみ、17時30分過ぎに東京駅に戻ってきた。1日の出来事とは思えないほど貴重な経験ができ、コスパのいい旅だったといえる。

「横須賀軍港めぐりと無人島「猿島」探検ツアー」
●出発地:東京/東京駅
●旅行代金:9600円
●出発日:4/21・4/22・4/28・4/29・4/30、5/1~5/6(以降も設定日あり)
●コース:東京駅発~YOKOSUKA軍港めぐりクルーズ~なぶら よこすかポートマーケット店で昼食~猿島~記念艦「三笠」~よこすかポートマーケットで買い物~東京駅着 
●問い合わせ:はとバス予約センター

※女性セブン2018年4月26日号

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