1989年のオールスターに39歳8か月で出場し、最高齢勝利を飾った村田兆治氏はむしろ、長く活躍するには「どんどん出場を目指したほうがいい」と語る。
「ベテラン勢は“オールスターまできちんと投げていないと来年はない”という考え方をすべき。それがプロ意識でしょう。松坂には勝利数より、試合でいかに存在感を見せるかを頑張ってもらいたい。オールスターにも出て活躍すれば、それをきっかけにもっとピッチングもよくなると思う。今季選ばれなくても、2年後のオールスターで、松坂に俺の記録を抜いてもらいたいね」
オールスターで最高齢勝利をあげた1989年、村田氏は3回目の最優秀防御率のタイトルを手にしている。
今年、球宴をきっかけにさらに派手な“最後の花火”を打ち上げるのは誰になるか。
※週刊ポスト2018年5月25日号