嘉風(左)の熱心なファンだという相川七瀬(中央)
相撲幟の染色でシェアの約6割を占める吉田旗店の吉田聖生社長によれば、「幟は縁起もので、使うのは1場所限り。場所ごとに新しいものを作っていく。四股名の部分は黒星を想起させる黒は使わないなど、細かい“しきたり”も多い。古い幟は、あとでタニマチに返すなど様々ですね」と説明する。
1月場所で出した幟は、相川の手元に戻ってきたのか。それも聞いてみると、「協会に任せているので、“幟はいずこへ?”という感じ(笑い)。とにかく、次も出したい」と話す。嘉風は36歳の大ベテランだが、気分は今も“夢見る力士”なのだろう。
※週刊ポスト2018年6月1日号