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2018.06.15 16:00 週刊ポスト
日本史上に残る恐妻列伝、秀吉の浮気を信長に密告したねね

秀吉は妻に頭上がらず(Bridgeman Images/時事通信フォト)
歴史上の偉人の妻というと、とかく「内助の功」という文脈で語られがちだが、実は妻には頭が上がらなかったという史料がいくつも遺されている人物も多い。代表的な恐妻を紹介しよう。
●夫に側室全員を追放させた──日野富子
公家の家から室町幕府8代将軍・足利義政に16歳で正室として嫁いだ日野富子は19歳のときに第一子を産むが、その子は生まれたその日のうちに亡くなってしまった。
「このとき富子は義政の側室だった今参局(いままいりのつぼね)に呪いをかけられたせいで流産したと義政に進言し、今参局には流罪が言い渡されました。歴史作家で多摩大学客員教授の河合敦氏が語る。
さらにこの時、他の4人の側室も追放されている。こんな言いがかりを夫の義政が受け入れざるを得なかったことからも、婦唱夫随がうかがえます」
●薙刀を夫に突きつけた──昌泉院
豊臣秀吉の家臣として「賤ヶ岳の七本槍」の一人と称えられた猛将・福島正則。彼が後妻として娶った昌泉院も“恐~い妻”だったようだ。
ある日、正則の浮気を知った昌泉院は、薙刀の切っ先を正則に突きつけて詰問。正則は城から屋敷の外まで逃げ出し、「敵に後ろを見せたことはないが、今回ばかりは背中を見せることになった。女の嫉妬は恐ろしい」と話したと伝えられる。
もっとも、このエピソードは広く語り継がれているものの史料が残っておらず、「後の創作の可能性が高い」(前出・河合氏)という。とはいえ、こんな逸話がまことしやかに囁かれるのだから、正則の恐妻家ぶりは有名だったようだ。
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