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配車アプリで生活逼迫 トラック運転手がスト、警官隊も出動

 中国メディアは今回のストライキについて報道を自粛しているが、現場では警官隊が出動して、事態の推移を見守っている。

 今回のストにはタクシー配車サービス大手「滴滴出行」の運転手も加わるなど、他の業界も一部加わっている。この1か月前にはタワークレーン車やタクシーの運転手も賃上げを求めて、全国各地で同時デモを行っている。

 中国ではこれら運転手の全国統一の労働組合は結成されておらず、今回のような自然発生的なストは珍しい。それだけ配車アプリの普及などで運賃の低下が著しいことから、運転手の危機感が強まっているといえる。

 中国大陸の労働争議を中心にリポートしている研究機関「中国労工通信」は「中国のトラックやタクシーなどの運転手は労働時間が長く、運賃は低く抑えられ過酷な労働環境に置かれている。多くの高速道路では不満を持つ運転手のトラックの長大な列が続いており、中国の陸上の流通網は機能していない。中国全体の経済活動に深刻な影響を与えかねない」と指摘している。

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