国内

SNSに子どもの写真をアップしてよいのは何歳までか

子どもの写真をSNSに載せるのは何歳まで?

 子どもの成長を周囲に報告したい、可愛い写真を見てもらいたい。保護者なら多くの人が共感するだろう。そんな気持ちから子どもの写真をSNSで公開する人が増えている。一方、自分の顔は出さないのに、モザイクもかけず子どもの写真を公開している保護者はとても多い。子どもの写真はいつまで公開しても問題ないのか、実態はどうなのか。ITジャーナリストの高橋暁子氏が解説する。

 * * *
 Instagramでハッシュタグ「#10ヶ月」「#6ヶ月」を検索すると、どんな写真が多いかご存知だろうか。その大半が生後10ヶ月や6ヶ月の赤ちゃんの写真だ。成長記録として使ったり、同じ年頃の子どもを持つ保護者同士で情報交換をするために使っているようだ。

 現状、Instagramでは子どもの顔がはっきりと分かる写真や動画などが大量に投稿されている状態だ。中には通っている幼稚園名が分かる写真や、お尻などがしっかり写り込んでいる写真も少なくない。実は、ハッシュタグをつけると検索対象となり、友だちとしてつながっている以外のユーザーからも見られる状態となる。

 Facebookもよく子どもの写真公開に使われる場だ。昔からの付き合いの知人や仕事相手など、一度に多くの人に子どもの成長を知らせることができるため、便利に使われているようだ。

◆LINEアイコンは「子どもの写真」

 筆者も子どもが小学生のため、同じ年頃の子どもを持つ多くの保護者とLINEでつながっている。子どもを持つ保護者の場合、「LINEのアイコンが子どもの写真」というケースはとても多い。

 たとえばある保護者LINEグループでは、自分の顔写真やイラストなどをアイコンにしているのは36人中私を含めわずか7人。残り全員は子どもの写真をアイコンにしている。一人は子どもと自分のツーショットを載せているが、残りは子どもの写真を使用している。

 子どもが小さい場合、「◯◯ちゃんママ」として他の保護者とつながることが多いので、子どもの顔が分かるようにした方がわかりやすいことも要因の一つだろう。また、子どもの写真を使うことで、普段会わない人たちにも子どもの成長を伝えられる効果もある。

 LINEは検索対象とはならず、知人とのみつながることが多いため、比較的安心な空間だ。しかし、アイコンは友だち以外でも見られるものであり、「知り合いかも」欄にも表示されてしまう。機種変した電話番号の新しい持ち主などにも表示される仕組みであることを考えると、決して安心はできない。

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
2才の誕生日を迎えた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
【9月6日で19才に】悠仁さま、40年ぶりの成年式へ 御料牧場、小学校の行事、初海外のブータン、伊勢新宮をご参拝、部活動…歩まれてきた19年を振り返る 
女性セブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン