転機は今年6月7~10日に開催された「サントリーレディス」。アンバサダーとして大会を支えていた東北高校の2年先輩である宮里藍(33)と再会し、「ありのままのあなたでいい」と声を掛けられたという。
「実は、アメリカで苦悩の日々を過ごしている時も、宮里はメールや電話で有村とやり取りし、励まし続けていたそうです。米ツアーで心が折れたときに、“あなたらしくいられるところが帰る場所”と宮里から声をかけられていた。苦しかった3年間を思い出したという有村は、このサントリーレディスで、プレーオフに敗れたものの2位と健闘。今回の復活優勝につながった」(前出・記者)
賞金ランク10位に躍進し、来年のシードも確定した。優勝スピーチでは「たくさんのギャラリーに囲まれて幸せです」と涙を見せた。ファンを大切にする“ニュー有村”が新たなスタートを切った。
※週刊ポスト2018年8月3日号