宮里藍一覧

【宮里藍】に関するニュースを集めたページです。

国内メジャー「ワールド・サロンパス・カップ」を勝ち切った山下美夢有(時事通信フォト)
メジャー初V・山下美夢有は身長150cm 「小柄ゴルファー」の強さの秘密
 女子ゴルフ界にまた新たなヒロインが現われた。2005年の宮里藍(当時20)に次ぐ若さで、国内メジャー「ワールド・サロンパス・カップ」を勝ち切った山下美夢有(20)。21世紀生まれ(2001年)の「新世紀世代」の選手で初めて国内メジャータイトルを手にした。 山下の同世代には、昨年の全米女子オープンでメジャーを制した笹生優花(20)や今季4勝の西郷真央(20)がいる。特筆すべきは、身長が150cmと小柄な体型ということだ。 本来、体が小さいのはアスリートとしては不利で、ドライバー平均飛距離は235ヤード。300ヤード近く飛ばすこともある笹生(166センチ)らと比較すると“飛ばない”と言える。 しかし、近年は「小柄ゴルファー」が次々と躍進を遂げている。山下の1つ年上の「プラチナ世代」の西村優菜(21)が150cm、米ツアーに参戦中の古江彩佳(21)も153cm。今季絶好調の同期・西郷真央も158cmと全体平均(161cm)よりは低い。 なぜ勝てるのか──。そこにはゴルフ特有の体型による一長一短が関係しているのかもしれない。クラブデザイナーの松尾好員氏が言う。「当然、体格がいいほうがドライバーの飛距離という面では圧倒的に有利です。スイングに高さが出て、ヘッドスピードも上がりやすいからです。一方で、身長が高いとボールとの距離も遠くなります。球をミートするのが難しくなるためミスショットが出やすい。歴史的に見ても身長2mを超す有名ゴルファーは思いつきません」 またプロゴルファーの沼沢聖一氏は現代では「三拍子揃った選手が求められている」と語る。「実は宮里藍や横峯さくらも小柄(ともに155cm)です。ドライバーが飛ばなくても、完成度の高いコンパクトなスイングから2打目以降を常に条件のいい場所から狙える位置につけるためピンに絡むことが多い。体力差を補おうとグリーン周りの練習に時間を割くためアプローチ、パターと“ショートゲーム”にも長けた選手が多いのでしょう」 小柄な選手だからこその戦い方もあるのだろう。※週刊ポスト2022年5月27日号
2022.05.17 07:00
週刊ポスト
スポーツ保育園で開花?子どもの運動神経は環境しだい?!
スポーツ保育園で開花?子どもの運動神経は環境しだい?!
幼稚園や保育園選びをしていると、さまざまな特色を持った園がたくさんあることに気が付くと思います。小学校お受験に特化している園、宗教で心を育んでくれる園、自然の中でのびのびと育ててくれる園など、ここには書ききれないくらいです。今回は、その中でも「スポーツ保育園」についてまとめてみました。子どもの気になる運動神経は、スポーツ保育園で開花するのでしょうか?スポーツ保育園の気になるカリキュラムそもそも、スポーツ保育園はどのような雰囲気で1日を過ごしているのでしょうか。厳しいイメージもあるスポーツ保育園。自分の子どもが指導についていけるのか、とても不安ですよね。スポーツ保育園の現状を調べてみました。何種類ものスポーツが体験できる!保育園や幼稚園でのスポーツといえば、体操のイメージが強いかと思います。跳び箱やマット運動、縄跳びなど、もちろん小学校に進学しても役に立つ運動ばかりです。しかしスポーツ保育園では、体操だけでなくサッカーやテニス、水泳、野球、バスケットボールなど、さまざまなスポーツを体験できます。もちろんスポーツ保育園それぞれで違いはありますが、何種目ものスポーツをカリキュラムに取り入れているというのは大きな特徴です。習い事では週に1、2回しかできないスポーツを、保育園であれば日常的に取り入れていますので、子どもの運動能力の発達に役立つのは言うまでもありません。運動能力以外の成長も期待できるスポーツばかりして運動神経だけが発達してしまうのでは?と思われるかもしれません。しかし、さまざまなスポーツを通して身に付くのは、運動能力だけではありません。チームワークや上手になろうとする気持ち、負けてもそれを受け入れる心なども培われます。それらは「非認知能力」といい、協調性や忍耐力、自制心など、人間を構成する上で大切な能力です。またこの「非認知能力」は、幼児期に土台が作られるとも言われていますので、スポーツ保育園ではそんな大切な能力を適切な時期に伸ばすことができるというメリットもあります。スポーツ保育園で運動神経が良くなる?もちろん子どもの運動神経の成長も気になりますよね。スポーツ保育園では毎日スポーツをするわけですから、もちろん運動能力の向上は期待してしまいます。そもそも、運動神経はどうやって良くなるのでしょうか?万全の準備で「ゴールデンエイジ」を迎える運動神経の成長で押さえておきたいワードが「ゴールデンエイジ」です。ゴールデンエイジは、9歳から12歳頃の期間です。この時期に神経系の発達がほぼ完成すると言われています。この期間、子どもは見た運動をそのまま習得し、習得した動きは大人になっても身についている「即座の習得」ができると考えられています。そして、その「即座の習得」のためには3歳から8歳頃の「プレゴールデンエイジ」の期間にさまざまな運動体験をしておくことが重要です。特に5歳頃には運動神経が大人の80%まで完成すると言われ、この時期にさまざまなスポーツが体験できるスポーツ保育園は、運動神経の発達に大いに役立つでしょう。子どもにぴったりのスポーツが見つかるかもスポーツ保育園では、上に書いたようにさまざまなスポーツを体験することが出来ます。実は、世界で活躍するトップアスリートたちも幼少期には複数のスポーツを習っていたようです。テニスプレイヤーの杉山愛さんのお母さんが書いた論文の中で、宮里藍さん、錦織圭さん、石川遼さんの親御さんにインタビューをしています。その中で、子どものころのスポーツ体験として、宮里藍さんはゴルフの他に野球やバスケットボール。錦織圭さんはテニスの他に水泳、サッカー、野球。石川遼さんもゴルフの他に水泳、サッカーをしていたと答えています。また、論文の筆者の娘である杉山愛さんも水泳、バレエ、フィギュアスケート、体操を習っていたそうです。スポーツ保育園でさまざまなスポーツに触れる中で、子どもが世界を目指したくなるような種目が見つかるかもしれませんね。どんなスポーツ保育園があるの?では、そんな魅力がいっぱいのスポーツ保育園には、どのような園があるのでしょうか。もちろん、日本全国にさまざまな特色をもったスポーツ保育園があります。ここでは関東と関西からそれぞれ1つずつ、スポーツ保育園をご紹介します。東京都・港区「biima school」総合スポーツ保育園「biima school (ビーマスクール)」は、2020年9月に開園したばかりの新しい保育園です。早稲田大学の教授陣が監修した、21世紀型総合キッズスポーツスクール「biima sports」のプログラムを導入した保育園で、さまざまなスポーツをカリキュラムに取り入れています。また、保育園でありながら、託児という言葉を飛び越えて、幼児教育にも力を入れており、「非認知能力」だけでなく、「認知能力」や「クリエイティブ能力」の3つの能力を高めるために21世紀型教育を導入しています。さらに、国産・無農薬・無添加の手作り給食を提供してくれるのも、親としてうれしいポイントです。▶biima school兵庫県・明石市「ピュアスポーツ保育園」「ピュアスポーツ保育園」は、明石公園や港の近くにある企業主導型の認可外保育園です。複数のスポーツを楽しみながら遊び、運動神経や社会性を育みます。月極め保育の他、一時保育や一日保育もあります。運営している株式会社PURE BALANCEは、トレーナーの派遣やトレーニングジムの運営をしている会社です。そのため、保育園でのスポーツ遊びでも、さまざまな用具を使って楽しそうに運動している子どもたちの様子がブログで見られます。▶ピュアスポーツ保育園おわりに子どもの運動神経の発達に期待ができる、スポーツ保育園。ビシバシとスパルタ教育をしているわけでなく、楽しくスポーツを取り入れた園が多いようです。さまざまなスポーツに努力をすることで、できなかったことができるようになったり、お友だちや先生に認めてもらえたりと、自己肯定力も育むことができます。※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
2021.06.11 10:00
たまGoo!
ライバルの人気に動じない不動裕理、鈴木愛らの強さ
ライバルの人気に動じない不動裕理、鈴木愛らの強さ
 スポーツなら強くて勝つ選手が人気者になるのかというと、必ずしもそうではない。女子ゴルフではたびたび、アイドル的な人気を集めるゴルファーの勝利を阻む“ラスボス”的な存在が出現する。強さ故に記憶に残る、女子プロゴルファーたちだ。◆ト阿玉(とあぎょく、※トはさんずいに余) 1973年に台湾から来日すると国内ツアー通算71勝を挙げる。1982年からの5シーズンでは41勝し、その間は5年連続賞金女王に輝いた。「決勝ラウンドではピンクのウエアに身を包み、颯爽と優勝をさらっていく。当時流行った映画のキャラクターにかけて“ピンクパンサー”と恐れられた」(元ツアー記者) 外国人選手で唯一の永久シード選手で、国内ツアー71勝は69勝の樋口久子を凌ぐ歴代最多記録だが、公式記録ではLPGA会員となる以前の13勝がなぜかカウントされず、そのため「歴代2位」にランクされている。◆不動裕理 プロ4年目の2000年に6勝を挙げて賞金ランク1位になると、6年連続で賞金女王に輝く。この期間で37勝を挙げ、2003年には年間30試合のなかで10勝を挙げた。「人気プロの服部道子や古閑美保も歯が立たない。優勝者が不動ばかりで、ギャラリーも視聴率も伸びないといわれる時代が続いた。 2003年に宮里藍が高校生でツアー優勝すると、女子ゴルフ人気に火がついたが、2004年、2005年は賞金ランク2位になった宮里の女王戴冠を不動が阻止。横峯さくらも登場するなか、不動はヒール役の位置づけになった」(ゴルフ担当記者)◆鈴木愛 2019年の賞金女王は史上3人目となる年間7勝の快挙を挙げた鈴木愛だが、オフにバラエティ番組に引っ張りだこだったのは4勝で賞金ランク2位の渋野日向子だった。女王争いは最終戦までもつれた。「渋野人気は凄まじく、最終日は8580人のギャラリーの大半が渋野のパーティについて応援する異様な光景だった」(ゴルフ担当記者) 2017年にアン・ソンジュら韓国人選手を抑えて4年ぶりに日本人賞金女王となった時は鈴木に大声援が送られたが、今回は全英女子オープンを制したシンデレラガール・渋野の敵役となってしまった。※週刊ポスト2020年4月3日号
2020.03.26 07:00
週刊ポスト
渋野日向子、高橋彩華ら「黄金世代」ツヨカワゴルファー
渋野日向子、高橋彩華ら「黄金世代」ツヨカワゴルファー
 女子ゴルフの世界をいま席巻しているのは、1998年度生まれの同学年ゴルファーたちだ。アマチュアでツアー優勝した勝みなみや畑岡奈紗をはじめ、渋野日向子、新垣比菜、大里桃子、小祝さくら、原英莉花たちがプロ1年目から結果を出した。「黄金世代」と呼ばれる彼女たち、強くて可愛いツヨカワゴルファーを紹介しよう。●渋野日向子(21) シブコの愛称で女子ゴルフ界を牽引する。8月の「AIG全英女子オープン」に初出場で優勝という日本人42年ぶりのメジャー制覇に日本中が沸いた。 この快挙がまぐれでないことは、国内大会での連続オーバーパーなし29ラウンドの日本記録をはじめ、平均パット数、平均バーディ数、パーブレイク率それぞれ1位の数字が証明している。 その渋野もプロテストは2度目の受験で合格、1年目のQTファイナルの成績は40位と注目されない黄金世代のひとりだった。「第2のシブコ」といえる原石はまだまだ埋まっているかもしれない。【しぶの・ひなこ】1998年11月15日、岡山県出身。8歳からゴルフを始め、プロテストは2回目に合格。国内メジャーのサロンパスカップで初優勝し、海外メジャーの全英女子オープンに初出場で優勝。樋口久子以来となる42年ぶり2人目のメジャー制覇となった。今年国内3勝、海外1勝。(RSK山陽放送所属)●高橋彩華(21)「スイングでシャフトがクロスするなど修正点がたくさんあり、オフにゆっくり休んでいる暇はありません」 2016年には同い年の畑岡奈紗を破って女子アマの頂点に輝くなど、アマチュア時代は黄金世代の先頭集団にいた。 だが、2017年のプロテストでは50センチのパットが打てない“イップス”に悩んで不合格となり、翌年プロに。活躍する同世代に対し、周回遅れと落ち込んだ日々もあったが、夏以降は自分のゴルフを取り戻した。黄金世代10人目の優勝を狙う。【たかはし・さやか】1998年7月24日、新潟県出身。10歳でゴルフを始めた。高3では畑岡奈紗、吉本ひかるらを抑えて日本女子アマで優勝。昨年のプロテストに合格し、今年はQT28位で参戦している。ベスト10入りが6回と安定したプレーで賞金ランキング20位。(フリー)●小祝さくら(21) 女手ひとつで育ててくれた母親を助けるために中学卒業後、通信制高校に進学。ゴルフ場でアルバイトをしながらゴルフの腕を磨いた苦労人。「納得できるショットは少なかったですけど、アプローチはかなり上達したと思いますね。元が下手過ぎただけですが、いろんなライから開いて打つなど猛練習しました。来年は3パットなどの無駄なボギーを1つでも減らしたいですね」【こいわい・さくら】1998年4月15日、北海道出身。2017年のプロテストでギリギリの19位で合格したが、プロ1年目にトップ10が13回、賞金ランキング8位でシードを確定。翌年、黄金世代8人目の優勝者となった。今年も13回のトップ10で賞金ランキング7位。(ニトリ所属)●臼井麗香(20) ゴルフ誌の「2018年ビューティクイーン」。趣味はダンスで、幼い頃は宝塚の男役を目指した。リボンがトレードマーク。【うすい・れいか】1998年12月7日、栃木県出身。9歳でゴルフを始め、小6で世界ジュニア日本代表。(ディライトワークス所属)●新垣比菜(20) 黄金世代プロ初V一番乗り。宮里藍を尊敬し、「藍さんのような人間性の素晴らしいゴルファーになりたい」と語る。【あらかき・ひな】1998年12月20日、沖縄県出身。2017年のプロテストに合格し、翌年に初優勝。賞金ランキング27位(ダイキン工業所属)●原英莉花(20)  6月の「リゾートトラストレディス」でプレーオフを制してツアー初優勝。涙の優勝インタビューとなった。身長173センチのスタイルと端正な顔立ちの「クールビューティ」ぶりでファンも多い。その長身を生かした250ヤードのロングドライブを武器にしている。 初優勝では攻めのゴルフを封印し、ピンばかり狙わず安全にグリーンをとらえ、パットでバーディを奪いパーを拾うゴルフで勝利を手にした。黄金世代7人目の優勝。新たなスタイルで貪欲に2勝目を狙う。【はら・えりか】1999年2月15日、神奈川県出身。母の勧めで10歳からゴルフを始め、湘南学院高時代にジャンボ尾崎に弟子入り。全国大会最高9位とジュニアでは無名。プロテストも2度目の挑戦での合格だが、プロで開花。今年ツアー初優勝を飾り、賞金ランキング14位。(日本通運所属)◆取材・文/鵜飼克郎 撮影/亀山修※週刊ポスト2019年12月6日号
2019.11.26 07:00
週刊ポスト
渋野日向子は大丈夫なのか(Getty Images)
宮里藍も悩まされた女子ゴルフ界の「コース外トラブル」
 人気女子プロがゴルフ場で従業員に「死ね」と暴言を吐いたとされる前代未聞の騒動。その背景を追うと、テレビ中継には映らない複雑な人間関係が浮かび上がってくる。女子ゴルフの世界は選手同士や派閥・グループ同士での足の引っ張り合いが繰り返されてきた。スキャンダルの噂を流されたり、ルールに関して嫌がらせまがいの指摘をされたり、男性キャディの“略奪”をめぐって胸ぐらを掴まれて「泥棒猫」と罵られる騒動に発展……などなど。 渋野日向子(20)をはじめとする黄金世代の若手選手が台頭するなか、同じような悲劇が繰り返されないか心配になるが、近年になって、女子ゴルフ界の勢力図は塗り替えられてきているという。「かつては岡本綾子氏(68)を中心とする“岡本軍団”や清元登子氏(享年78)の清元教室など、有名プロを師匠に持つ選手がほとんどだった。古閑美保(37)も清元門下生。ただ、ジュニア世代の大会が盛んになってそうした例は減り、親子が師弟関係になる選手が増えた」(ベテラン記者) 宮里藍(34)、横峯さくら(33)が代表格だ。父親がコーチとしてツアーに同行し、家族単位で行動する。「さらに今はLPGAがアマチュアの出場枠を拡大し、ジュニア時代から参戦する選手たちの“同世代のつながり”が強くなってきた。小さい頃から親も含めて顔見知りで、プロ入り後も一緒に練習ラウンドをする。黄金世代と騒がれる1998年生まれが最も有名ですが、渋野に加え、日本女子オープンをすでに3度制した畑岡奈紗(20)、原英莉花(20)、小祝さくら(21)、新垣比菜(20)といった蒼々たるメンバー。なかでも渋野は大里桃子(21)と仲が良く、いつも一緒に練習ラウンドをしている」(同前) 全英女子オープン優勝で米ツアー参戦の権利がある渋野が来季は挑戦しないと公言したが、同期とのゴルフを日本で楽しみたいのが理由のひとつだとされる。「現役高校生でツアー優勝してプロになった宮里藍が、20歳で早々に米ツアーに転じたのは、日本の女子ゴルフ界の嫉妬渦巻くロッカールーム事情に嫌気がさしたのが一因といわれてきた。渋野も同様のことにならないか懸念されていたが、(同じ事務所に所属する)古閑という心強い味方もいるし、いまのところ心配はなさそう」(同前) 伸び盛りの若手が、コース外のトラブルに悩まされないことを願いたい。※週刊ポスト2019年11月22日号
2019.11.17 16:00
週刊ポスト
宮里藍、澤穂希、潮田玲子 女性アスリート達のライバルは今
宮里藍、澤穂希、潮田玲子 女性アスリート達のライバルは今
 今年のドラフトでは、高校野球を沸かせた2人のライバル、佐々木朗希(大船渡)と奥川恭伸(星稜)に注目が集まった。スポーツ界の歴史はこのように、ライバルとして並び称された「ふたり」が何組もいた。しかし、勝負の世界では、その後のキャリアの中で明暗が分かれることもある。あの日輝いた「もうひとり」のその後──。 2010年に世界ランク1位になったプロゴルファーの宮里藍。彼女を脅かす存在として注目されたのが、同じ沖縄出身で1歳年下の諸見里しのぶだった。国内ツアー優勝は9回。メジャー大会も3度制している。2009年には横峯さくらと熾烈な賞金女王争いを繰り広げた。「諸見里の才能は、宮里以上とも言われました。14歳の時にはそれまで宮里がもっていた国内女子ツアー最年少予選通過記録を4か月更新。そのスイングの美しさは女子ゴルフ界随一とも呼ばれた」(ゴルフ誌記者) 宮里は2017年に現役を引退したが、諸見里は現在もツアーに参戦している。「2014年頃から完治不能と言われる肋軟骨痛に悩まされ、痛みと闘う日々が続いています。今年は8試合に出場したものの、予選通過はゼロ。10年間優勝から遠ざかり、メディア露出もほとんどなくなったが、本人は諦めていない。来年もツアー参戦の意向を示しています」(ツアー関係者) 2011年の女子サッカー・ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」を牽引したのが、澤穂希と宮間あやだ。ボランチの澤と、司令塔の宮間の抜群のコンビネーションが世界の強豪を撃破する原動力となった。「キャプテンの澤が同年のFIFAバロンドール(最優秀選手賞)を獲ったことで目立たないが、あのときの日本代表は澤ではなく宮間のチーム。世界屈指のキックの正確さとボールコントロールでチームを統率していた」(サッカージャーナリスト) W杯後、なでしこの主将は澤から宮間に引き継がれた。宮間はその後、代表のエースとして活躍したが、2016年に湯郷Belleを退団した。現在は新聞でのコラム執筆や講演会活動でサッカーに関わっている。 女子バドミントンで、「オグシオ」の呼び名で一世を風靡した美人ペアが潮田玲子と小椋久美子。2004年から全日本総合選手権大会を5連覇し、2008年には北京五輪で5位に入賞した。 ペア解消後、潮田は芸能事務所と契約、キャスター業を開始した。2012年にはJリーガーの増嶋竜也(現ジェフユナイテッド市原・千葉所属)との結婚を発表し、現在は2児の母として子育ての傍ら、情報番組のコメンテーターなど芸能活動を続けている。 一方の小椋はペア解消後も現役を続けたものの、持病の腰痛や右足首の故障に悩まされる。2010年1月に現役引退を発表。同年3月には所属していた三洋電機も退職した。 その後はスポーツインストラクターに転身し、2011年3月にラグビー選手の山本大介選手と結婚するも、わずか1年半で離婚。「現在は講演や子供たちへの指導を中心にバドミントンの楽しさを伝える啓蒙活動を各地で行なっている」(別のスポーツ紙記者)※週刊ポスト2019年11月8・15日号
2019.11.06 07:00
週刊ポスト
快進撃を続ける渋野(時事通信フォト)
渋野日向子、「活躍してもしなくても困る…」はなぜなのか
 プロゴルファー・渋野日向子(20)が全英女子オープンを優勝してから約1か月。帰国後も一桁順位を連発し、女子ゴルフ界の“シブコ・フィーバー”は過熱するばかりだ。「『ニトリレディス』(9月1日最終日)のプロアマでは主催者のニトリ・似鳥昭雄会長、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑・京都大学特別教授とラウンド。本戦でも、優勝した鈴木愛(25)より、渋野の『28ラウンド連続オーバーパーなし』というツアータイ記録が話題になった。使用するPING(ピン)のドライバーは大人気でショップから消えています」(ゴルフ担当記者) しかし、順風満帆の状況にかえって気を揉んでいるツアー関係者は少なくないという。「渋野が欠場した試合は視聴率がガタッと落ち、ギャラリー数も大幅に減る。渋野が出る試合と出ない試合の“格差”が広がっているんですが、それが各大会のスポンサーにどう受け止められるか。スポンサーは大会に約4億円を出費している。それだけに重要な取引先を招くプロアマ戦や前夜祭に人気選手が出てくれるかを非常に気にしています。“藍ちゃんフィーバー”の頃は宮里藍(34)が欠場したことで担当者の責任問題になったこともある。渋野が出ない試合のスポンサーから不満が出ないか心配です」(ツアー関係者) 驚くべき早さで“シブコ依存”が進んでいるわけだ。 このまま快進撃が続けば、史上最年少賞金女王も視野に入ってくる。9月1日時点で渋野は獲得賞金9079万円でランク2位。トップの申ジエ(31)に1700万円差に迫っている。 ただ、前出のツアー関係者は「賞金女王も困る」と続ける。「渋野の当面の目標は東京五輪出場。来年6月時点の世界ランクで日本人2位に入って出場権を得るには、ポイントの高い米女子ツアーで戦うことが近道。全英女子オープンの優勝で、2020年までは米女子ツアーに参戦資格がある。もし日本で賞金女王になったら3年間の国内シード権が与えられ、心置きなく米ツアーに打ち込める。すると日本の女子ゴルフ界はせっかくのアイドルを失うことになってしまいます」(同前) 活躍しなくても、活躍しすぎても困る──彼女の笑顔の裏で痛し痒しの複雑な状況が生まれているようだ。※週刊ポスト2019年9月20・27日号
2019.09.11 16:00
週刊ポスト
渋野日向子がますます人気者に、後見人はあの「元賞金女王」
渋野日向子がますます人気者に、後見人はあの「元賞金女王」
 全英女子オープンを制し、凱旋帰国を果たしたプロゴルファー・渋野日向子(20)だが、連日の取材攻勢に流石にお疲れのよう。「NEC軽井沢72」(8月18日最終日)で惜しくも優勝を逃したが、同大会の初日にマネジメント事務所からマスコミ各社に、休養のため地元・岡山に帰る渋野への「取材自粛のお願い」と題された文書が配布されていた。「実家近隣での取材などを禁止する内容でした。あくまで“お願い”だが、違反した社にはコースで取材を受けないといった対応も予想されるため、各社とも自粛の構え。通達を出したのは新たに渋野のマネジメントを担当する事務所『ZONE』で、元賞金女王・古閑美保(37)の従兄弟が社長をやっていた事務所の流れを汲んでいる。 現在も古閑や有村智恵(31)、笠りつ子(31)らが所属し、メディア対策を心得ている。何より、これからは古閑がフォロー役に回ってくれるので、渋野は相当心強いはず」(ツアー関係者) 歯に衣着せぬ発言で引退後も人気の高い古閑は、業界での存在感も大きい。「かつて宮里藍(34)が高校3年でツアー優勝を果たし、“藍ちゃんブーム”を巻き起こした時は、ロッカールームで傘を壊されるといった、妬みからの嫌がらせと思われる騒ぎがよく起きた。それに嫌気が差したことが、宮里の米女子ツアー参戦の一因と囁かれた。 渋野も同じような目に遭わないか心配されていたが、レポーターとして毎週のようにコースに来る古閑が“後見人”なら誰も手は出せない。古閑の人脈でオフのテレビ特番の出演機会も増えるでしょうし、ますます人気者になるはず」(担当記者) 世界ランキングも12位(8月19日現在)となり、日本人トップの畑岡奈紗(20)の9位が射程圏に。一気に頂点へ駆け上るか。※週刊ポスト2019年9月6日号
2019.08.27 07:00
週刊ポスト
宮里藍の言葉「途中で諦めなければ何でもできる」が後進育てた
宮里藍の言葉「途中で諦めなければ何でもできる」が後進育てた
 東北高校3年生でプロデビュー、2005年の「日本女子オープン」では国内女子ツアー史上最多5万人弱のギャラリーを集め「藍ちゃんフィーバー」を巻き起こした宮里藍(33)。その後、米国ツアーに挑戦し、2010年には日本人で初めて世界ランキング1位にもなった。その藍ちゃんの後輩、プロゴルファーの原江里菜(31)が、「あの言葉」があったから、私は今もゴルファーを続けていると、先輩との思い出を語った。 * * * 2学年上の藍先輩との出会いは中学2年生の時に初めて参加したナショナルチームです。ただ出会いといっても、私が一方的に藍先輩のゴルフを見ていただけですけどね(笑い)。その後、藍先輩と同じ東北高へ進学。当初は寮生活が不安で迷っていたのですが、藍先輩が目をかけてくれて、「私がいる間は面倒を見てあげるよ」と背中を押してくれました。 入学してすぐに藍先輩が出場した「中京テレビ・ブリヂストンレディス」でバッグを担がせてもらいました。ギャラリーロープの内側に初めて入って、ものすごく緊張しましたが、プロの試合を肌で感じられた貴重な体験でした。その年の秋には藍先輩が現役高校生としてプロの試合で優勝。当時はどれだけすごいことかがわからなかったのですが、振り返れば藍先輩がプロになったことでゴルフ業界が盛り上がったし、女子ゴルファーがアスリートとして見られるようになった。学生からプロになることも当たり前になりました。それらのパイオニアが藍先輩だったと思います。 私にとって藍先輩はロールモデルなんです。何かの選択を求められたときに真っ先に思い浮かぶ人ですね。自分の意思が強くてわがままな人は多いけど、藍先輩は自分の考えを他人に押しつけず、いい面だけを見つけて励ましてくれる。「江里菜は成績が出ない時でも試合に出続けている。それは偉いし、すごく大切なことだよ」という言葉のおかげでシードを取ることができましたし、私がゴルフを辞めたいと思っていた時は、「人はできない、できないと言うけれど、それは途中で諦めてしまうからできないんだよ。途中で諦めなければ人は何でも成し遂げられるんだよ」と声を掛けてくれました。 この言葉が今も心にあり、藍先輩がそれを実践しているのを見てきた。だから私は今でもゴルフを続けることができていると思います。 現役終盤は米ツアーに挑戦。参戦し続けたこともすごいと思いますが、向こうの文化を理解して、英語もちゃんとしゃべって、協会の仕事もするなど、自分のゴルフだけでなく、環境の発展や成長まで考えられる。まさに一流です。そういう意味でもすごく尊敬できる人です。 引退会見を見て感じたのは藍先輩の「責任感」。ゴルフは長く続けられる競技だから、藍先輩に「なんで引退宣言をしないといけないんですか」と聞いたんです。そうしたら、「自分の理想から離れていくのをサポートしてもらうのが心苦しい」と言っていました。あれは藍先輩だからこその、応援してくれたスポンサーやファンへのケジメなんだろうと思います。 2017年、藍先輩の引退が決まったあと、思い出の大会「中京テレビ~」で、同組ラウンドをさせてもらいました。私はずっと涙目……。勝手に藍先輩との集大成にさせてもらいました(笑い)。●取材・文/鵜飼克郎※週刊ポスト2019年5月3・10日号
2019.04.27 07:00
週刊ポスト
鳩山首相退任、菅氏就任、「~なう」等平成22年を振り返る
鳩山首相退任、菅氏就任、「~なう」等平成22年を振り返る
 平成の時代も残りわずか。そこで、平成の時代をプレイバックしてみよう。平成22年(2010年)を振り返る。『東京スカイツリー』が日本一の高さを更新したこの年の夏、日本の平均気温は過去113年間で最も高い猛暑日が続いた。気象庁は9月1日、この猛暑を30年に1度の異常気象と認定。熱中症による死者は1718人。2007年の904人を上回った。 6月、鳩山由紀夫首相が普天間基地移設問題や「政治とカネ」の問題で国民の信頼を失ったとし、退任を表明。戦後初の衆院選で誕生した鳩山政権は約8か月半で崩壊し、後日、菅直人氏が衆参本会議で第94代内閣総理大臣に選ばれた。 北朝鮮の元工作員・金賢姫元死刑囚が大韓航空機爆破事件以来、初の来日。長野・軽井沢町の鳩山元首相の別荘に滞在し、横田めぐみさんの両親ら拉致被害者家族と面会した。金元死刑囚は「物静かで素直な子だった」とめぐみさんの印象を語ったものの、その後の救出に繋がる情報は伝えられぬまま帰国。 今年1月、めぐみさんの同級生らは首相官邸で菅義偉拉致問題担当相に早期解決を訴える署名約6600筆を手渡した。 6月13日、小惑星探査機『はやぶさ』が約60億kmの宇宙の旅を終え、7年ぶりに帰還。近地球型と呼ばれる小惑星イトカワから岩石試料を持ち帰ることに成功した。 凄惨な事件も。猛暑のなか、大阪・大阪市西区で23才(当時)の母親が3才の女児と1才9か月の男児を自宅に閉じ込め、約50日間にわたって放置し餓死させた大阪二児置き去り死事件が発覚。母親には殺人罪で懲役30年の判決が下った。 芸能界ではAKB48の人気が大爆発。センターを大島優子が務めた『ヘビーローテーション』は年間売り上げ枚数約71万枚のヒット。 ヒット商品では「食べるラー油」。3D映画も話題に。流行語は「ゲゲゲの」「ととのいました」、ツイッターがブームとなりそれに関連した「~なう」など。■平成22年の主な出来事2月12日 第21回冬季バンクーバー五輪開幕2月17日 俳優の藤田まことが死去(享年76)3月29日 東京・墨田区に建設中の「東京スカイツリー」が日本一の高さに3月29日 NHK連続テレビ小説で『ゲゲゲの女房』放送開始4月1日 子ども手当法・高校無償化法が施行4月20日 宮崎県で牛の口蹄疫感染が発覚4月27日 殺人罪などの公訴時効を廃止5月28日 アップルが『iPad』を発売6月8日 鳩山政権崩壊で菅内閣が発足6月11日 サッカーワールドカップ南アフリカ大会開幕。日本は決勝トーナメントを果たす6月13日 小惑星探査機『はやぶさ』が帰還6月21日 宮里藍、世界ゴルフランキングで1位に8月18日 AKB48の『ヘビーローテーション』がリリース9月7日 沖縄・尖閣諸島で中国漁船が衝突12月7日 市川海老蔵が東京・西麻布で起きた暴行事件の謝罪会見※女性セブン2019年2月14日号
2019.02.05 16:00
女性セブン
吉田沙保里さんが引退会見  現役引退の記者会見で笑顔を見せるレスリング女子の吉田沙保里さん
レスリング吉田沙保里 引退会見で見せた強い意志と“次の夢”
 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人やトピックスをピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、引退を発表したレスリングの吉田沙保里選手を分析。“霊長類最強女子”と言われたレスリング女子の吉田沙保里選手が現役を引退した。1月10日、都内のホテルで引退会見を行った吉田さんは、涙を見せることもなく、終始笑顔で明るく、歯切れよく爽やかだった。引退というより、第2の人生のスタートを切ったという印象が強く残った。 なぜ、そんな印象を強く持ったのか。まずは会場の華やかさだろう。浅田真央さんや宮里藍さんの引退会見の時のような、重々しさや堅苦しさがないのだ。壇上にセッティングされたテーブルの後ろの壁には、赤と黒でデザインされたガラスが美しく映え、両側にはラベンダー色のカーテンが揺れていた。卓球の愛ちゃんこと福原愛さんが、可愛い花柄の壁紙をバックに晴れやかに引退したことを思い出す。 さらに、会見場に現れた彼女を見て驚いた。マットの上で試合をしていた時とは大違い。とても“霊長類最強”と呼ばれていたとは思えないほど、綺麗なのだ。一つにまとめられたポニーテールの髪は柔らかく巻かれ、まつ毛はくるんと上向きにカールされている。お肌がすべすべに見えるナチュラルメイクはとても上品だし、マイクを握る指先のネイルだってキュートなのだ。時折テレビで見るCMの時のようで、メイクや髪型から次の人生への華やいだ気持ちが伝わってくる。 ファッションは黒と白のコーディネート。真央さんや宮里さんと同じ色の組み合わせだが、彼女たちの時とは印象が随分違う。黒のワンピースの上に羽織っているジャケットの白が、とても鮮やかに見えるのだ。見えている色のバランスだろうが、白と黒の対比効果により白が際立ち、一層白く見える。新しい始まりや未来を強くイメージさせているようだ。また、この白は、レフ板のように美しくなった彼女の顔を、さらにきれいに見せる効果もあったと思う。「すべてをやり尽くし、引退を決断した」と話す吉田さんは、何度も頷きながら「ありがとうございました」と立ち上がって頭を下げた。引退までに「東京オリンピックに出たいなという気持ちがあった」と話し、首を傾げ、身体も少し傾け気味に揺らした。東京オリンピックを前に気持ちが揺れていたことが、その仕草から推測できる。 だが、彼女の中では、発言の通りやり尽くしたという気持ちの方が強かった。「伊調馨選手が東京オリンピックを目指すという発言を聞いて、心は動かされなかったのか」という質問を投げかけられても、記者の顔をまっすぐ見つめて頷くのみ。視線そらすことも、身体が揺れることもない。「自分は自分、人は人と教えられてきた」「やり尽くした、やり切った」と上を向くように言い切った。そして明るく、伊調選手を「すごいなと思った」と話したのだ。自分の気持ちにしっかりと区切りを付けたからこそのこの一言は、彼女が言うように、次の吉田沙保里に向って気持ちが切り替わっていることを感じさせる。 ところが、高速タックルを強みとしてきた彼女でも、次の夢はタックルのようにはいかないらしい。吉田さんは次の夢について、「女性としての幸せは、絶対につかみたい」と照れながら答えたのだが、この時ばかりは語尾や声のトーンが微妙に上がったり小さくなったりした。レスリングについて話している時とは随分と違い、「自信満々」とはいかないようだ。だが、そんな彼女のはにかむような表情も、女性らしいメイクが引き立てていた。そこにいたのは最強女子ではなく、夢に向かう1人の可愛い女性だった。 どの質問にもまっすぐ相手を見て、明るくしっかりと答えていた吉田さん。「レスリングとは」という質問には、晴れ晴れと輝くような表情で「人生の1つ」と答え、最後に母の幸代さんから花束の贈呈を受けると、2人揃ってにこやかに記念撮影に応じた。「第2の人生は明るく、笑顔で元気に頑張っていきたい」と語ったように、明るく、笑顔で元気に、そして爽やか晴れやかに、吉田さんはこの日、その第一歩を踏み出した。
2019.01.12 07:00
NEWSポストセブン
「カラー」卓球緊急連載企画「愛ちゃん 涙と笑顔の軌跡」3回続きの(下)完 4年苦しみリオ五輪「銅」  笑顔で引退報告をする福原愛さん=23日、東京都港区
福原愛 女性としての決意込めた引退会見での“らしさ”
 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人やトピックスをピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、引退を決意した卓球女子の福原愛を分析。* * *「やっぱり泣き虫」と、21日の引退会見で自らを振り返った卓球女子の福原愛さん。“泣き虫愛ちゃん”の愛称で親しまれてきた彼女だが、この日は最後まで涙を見せなかった。 その代りに愛ちゃんが見せたのは、「今は晴れやかな気持ちです」と語った通りの晴れ晴れとした笑顔。第一線で活躍してきたアスリートの引退会見というと、晴れやかさや清々しさが印象的だが、この会見はそれ以上に、彼女らしさに溢れていたと思うのだ。 日本を代表する女性アスリートの引退会見といえば、昨年引退した女子ゴルフの宮里藍さんと、フィギュアスケートの浅田真央さんの会見を思い出す。結婚、出産でこの2年間、選手としてのブランクがあったとはいえ、愛ちゃんはトップアスリート。宮里さんと真央ちゃんの時と同様、壇上に用意された会見テーブルに着席するスタイルで、テーブルには足元が見えないようテーブルクロスがかけられ、背景は白。記者たちも着席し、ピリリとした堅苦しい雰囲気の中、司会者が率先して会見を仕切るのだろうと思いきや、映し出された会場には、小さなテーブルの上に水が置かれているだけ。その周りをぐるりと報道陣が取り囲んでいる。 3歳の頃から“卓球の愛ちゃん”と呼ばれ、卓球界を牽引してきた彼女。一昔前、卓球といえば、ピンポンや温泉卓球を思い浮かべる暗くて地味で人気のないスポーツだった。それが、明るく可愛い笑顔で、時には涙を流しながら一途にラケットを握り、戦い続ける彼女の活躍やイメージそのままに、明るく楽しく力強く、勢いのある人気スポーツに変わっていった。愛ちゃんは、まさに時代や年代を越えて、卓球界のイメージを変えたシンボル的アスリートなのだ。そんな彼女が選んだのが、立ったままの囲み会見とは驚きだった。 何より、記者たちとの距離が、宮里さんや真央ちゃんの時よりも圧倒的に近い。これまで築いてきた愛ちゃんとメディアとの関係が、距離の近さに表れている感じがする。さらに、背景となった白地にピンクの可愛らしい花柄の壁紙が、堅苦しさのない、親しみやすく明るくしなやかな彼女らしい雰囲気を演出している。  ドアを開けて入ってきた愛ちゃんは、最初こそ戸惑ったような笑顔を浮かべたものの、会見は和やかに進んでいった。彼女の笑顔に記者たちの笑い声も多くなり、テレビ画面からも温かい雰囲気が伝わってくる。会見最後には、愛ちゃんから申し出て報道陣との記念撮影が行われた。各メディアは「異例」、「神対応」と報じたが、この会見スタイルを選んだ時から、きっと決めていたことなのだろう。 ファッションも彼女らしかった。白をベースに、グレーや淡いブルー、ピンクのダイヤ柄や花柄を組み合わせた華やかなワンピースは、バックの壁紙とマッチして、愛ちゃんによく似合う。宮里さんと真央ちゃんが白と黒でコーディネートしていたのとは、印象がかなり違う。白と黒という色合いは、選手生活に区切りをつけるという2人の気持ちの表れをイメージさせたが、愛ちゃんのワンピースはアスリートとしての決意より、幸せや女性らしさ、自分らしさを強くイメージさせたからだ。後輩たちの活躍で肩の荷を下ろし、福原愛という1人の女性として歩んでいこうという思いが表れているようだった。 会見最後の記念撮影、彼女らしいとびきりの笑顔を見せた愛ちゃん。それが今の彼女の心境なのだろう。泣き虫からも引退だ。
2018.10.27 07:00
NEWSポストセブン
女子ゴルフの新星・大里桃子 今後を左右するパパとの関係
女子ゴルフの新星・大里桃子 今後を左右するパパとの関係
 プロテスト合格からわずか23日後のツアー初優勝(CATレディース、8月17~19日)という史上最短記録を打ち立てた20歳の女子プロゴルファー・大里桃子。同学年には、今年、米ツアー初優勝を果たした畑岡奈紗(19)、史上最年少の15歳で日本ツアーでの優勝を果たした勝みなみ(20)をはじめ、新垣比菜(19)、小祝さくら(20)、三浦桃香(19)といった逸材が揃う。 高校時代は無名だった大里だが、ここにきて同学年の“黄金世代”に追いつこうとしている。そんな大躍進をキャディとして支えたのが、元体育教師の父・充さんだ。「ハンデ0」の腕前の持ち主で、その父に勧められて、大里は8歳からクラブを握ったという。「この充さんが、なかなか独特なキャラで、報道陣の間でも話題になっていました。囲み取材で大里の『桃子』という名前の由来について質問が出ると、『女優の菊池桃子』と答えるのです。 充さんいわく、“プロゴルファーになれなくとも、その奥さんにでもなってくれれば”と考えて名付けたとのこと。たしかに菊池桃子はプロゴルファーの西川哲と結婚していたが、2012年に離婚している。その場には“わざわざ言わなくてもいいんじゃ”という微妙な空気が流れましたが、充さんは全く気にしていなかった」(担当記者) そんな父親の“勝っても負けてもゴルフ場で泣くな”という教え通り、大里は初優勝にも涙は見せなかった。女子ゴルフの世界では、ジュニア時代から娘を手塩に掛けて育てた父がバッグを担ぐというケースは珍しくない。ただ、「うまくいかない事例も多い」とツアー関係者は眉をひそめる。「本当はラウンド中もずっと一緒にいるキャディより、コーチとしてサポートするくらいがちょうどいい。宮里藍さんのところがそうでした。大里父娘も、過去にラウンド中にケンカになったことがあるそうですが、中継の最中にカメラの前で言い合いを始めていた横峯さくら・良郎の父娘のようになると、結局、集中が削がれてしまうので心配です」 大里がさらなる躍進を目指すなかで“父娘仲”はどう変わっていくだろうか。※週刊ポスト2018年9月7日号
2018.08.29 16:00
週刊ポスト
苦悩の末に復活Vの有村智恵、背景に宮里藍の言葉
苦悩の末に復活Vの有村智恵、背景に宮里藍の言葉
 女子ゴルフ「サマンサタバサ・レディース」(7月13~15日開催)で6年ぶりに優勝した有村智恵(30)。長い低迷に苦しんだ彼女を支えていたのはあの“大先輩”だった。 2006年のデビュー直後から、愛らしい笑顔でアイドル的人気を誇っていた有村。常に多くのギャラリーを引き連れてプレーし、その声援を受け2008年からの5年間で13勝を挙げた。2012年は賞金ランク3位とトッププロの地位を築き、2013年から米ツアーに挑戦。そこからが苦難の連続だった。「有村はファンサービスが苦手。常に“追っかけ”がいる環境から逃げるように渡米した。ところが、米ツアーでは無名の有村にはギャラリーはいない。英語は話せず、持病の左手首痛まで再発。日本での恵まれた環境との違いにも戸惑った。会場に行くのがイヤになり、ラウンド中に涙を流すこともあったと言います」(ゴルフ記者) アメリカでの1年目は賞金ランク61位と低迷し、2年目は106位でシード落ち。3年目は下部ツアーにしか出場できなかった。 2016年4月の熊本地震をきっかけに日本ツアー復帰を決意した有村だったが、「かつてのギャラリーは丁寧にファン対応するイ・ボミ(29)や若い選手に乗りかえている」(ツアー関係者)という状況だった。 結果が出ないまま2年が過ぎ、ファンサービスをしたくてもファンが集まらない日々が続いた。 転機は今年6月7~10日に開催された「サントリーレディス」。アンバサダーとして大会を支えていた東北高校の2年先輩である宮里藍(33)と再会し、「ありのままのあなたでいい」と声を掛けられたという。「実は、アメリカで苦悩の日々を過ごしている時も、宮里はメールや電話で有村とやり取りし、励まし続けていたそうです。米ツアーで心が折れたときに、“あなたらしくいられるところが帰る場所”と宮里から声をかけられていた。苦しかった3年間を思い出したという有村は、このサントリーレディスで、プレーオフに敗れたものの2位と健闘。今回の復活優勝につながった」(前出・記者) 賞金ランク10位に躍進し、来年のシードも確定した。優勝スピーチでは「たくさんのギャラリーに囲まれて幸せです」と涙を見せた。ファンを大切にする“ニュー有村”が新たなスタートを切った。※週刊ポスト2018年8月3日号
2018.07.27 07:00
週刊ポスト
ファンも悲鳴? 絶不調イ・ボミの“寿帰国”はあるのか
ファンも悲鳴? 絶不調イ・ボミの“寿帰国”はあるのか
 ついに「シード落ち」が現実味を帯びてきた。ゴルフの日本女子ツアーで2015年に7勝、2016年に5勝をあげて2年連続で賞金女王に輝いたイ・ボミ(29)。昨季は1勝で賞金ランク23位に沈み、さらに今季も極度の不振に陥っている。「すでに今季ツアーも折り返し手前だが、賞金ランクは81位。かつての安定感は見る影もない。しかも首と肩を痛めて7月下旬まで5試合連続での欠場を決めている。賞金ランク上昇はおろか、復調の兆しさえ見えない」(専門誌記者) オフにテコ入れして臨んだはずの今季だが、すべてが裏目に出ている状況だ。「スイング改造に取り組んだが、平昌五輪で広報大使や聖火ランナーを務めるなど満足な練習ができなかった」(同前) 女子ツアーのシードは年間獲得賞金ランキング50位までだが、賞金女王に与えられる3年間の出場資格を有するため、2019年まではQT(クオリファイングトーナメント=シード権を得るための予選会)を受けなくても試合には出られる。 ところが、「今季シード落ちした場合、もう日本ツアーには出ないのではないか」という心配が周囲から上がっている。「昨季もそんな兆しは見えたが、最近はとくに韓国に帰りたがっている印象が強い。5月末には韓国女子ツアーの試合に出て、地元メディアの取材に“韓国にいる小学生の甥っ子と電話で話すのが心の支え”と話すなど、日本での転戦がつらくなっていることが窺えた。 数年前から韓国人のトップアマと交際しているという一部の報道がどこまで定かかわかりませんが、日本ツアーの女子プロは横峯さくらや宮里藍らの結婚・婚約ラッシュが続いている。イ・ボミも“そろそろ”という気持ちが強まっているとすれば、“シード落ち”がその契機になるかもしれません」(イ・ボミと近いツアー関係者) 昨年末のトークショーでは結婚の可能性を聞かれ、笑顔で「ない、ない。(相手が)いるなら、メディアにもファンにも自分で伝える」と話していたが、“その時”が迫っているのか。「“八頭身美女”のユン・チェヨンら、人気・実力を備えた韓国人選手が続々と日本ツアーに参戦。ボミに帯同するカメラマンやギャラリーが減ってきたことも“帰国決断”を後押しするのでは」(前出・ツアー関係者) もっとも、堪能な日本語やギャラリーへの心配りでは「彼女は別格」(同前)という。2000人が登録する日本の公式ファンクラブも悲しむだけに、7月から奇跡の復活を遂げて日本ツアーに“残留”してほしい。※週刊ポスト2018年7月20・27日号
2018.07.12 16:00
週刊ポスト

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