芸能

田原俊彦、誕生時にマスコミから守った娘・可南子への思い

2015年12月に本名で再出発を果たした田原可南子(オフィシャルブログより)

 慣れないバラエティ番組で大物の片鱗を見せるか。 7月31日の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)は〈超大物芸能人の2世が大集合〉というテーマで、後藤久美子の娘・エレナアレジ後藤、倉沢淳美の娘・ケイナ、ヒロミと松本伊代の息子・小園凌央、生島ヒロシの息子・生島勇輝などが出演。これまでバラエティ番組にはあまり出てこなかった、1980年代のトップアイドル・田原俊彦の娘である田原可南子も登場する。

 可南子は1994年2月14日生まれの24歳。3日後の2月17日、田原俊彦は長女誕生記者会見を開いた。この会見は、のちの田原の芸能人生を大きく左右するものとなる。

 前年10月の入籍前後からマスコミは田原を執拗に追い続けたが、田原はノーコメントを貫いていた。しかし、報道陣が出産を控えた妻子のいる病院にも押し寄せるため、会見を開かなければ収拾がつかなくなっていたのである。

 膨大な資料と丹念な取材で田原の芸能人生を解き明かしたことで話題の『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)の著者である岡野誠氏はこう話す。

「当時は週刊誌だけでなく、各局のワイドショーや各スポーツ紙もトシちゃんを朝から晩まで追い回していた。私は今回の本を書くにあたって、当時のワイドショー映像も入手して見ましたが、テレビ画面には自宅からの出発や帰宅の時間まで表示され、レポーターから声を掛けられていた。当時、田原さんはジャニーズ事務所所属タレントでしたが、そんなことは関係なく、直撃される時代でした」

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