田原は1994年当時、生後間もない娘について、こう話していた。
〈僕は僕らしく、彼女は彼女なりに生きていくんだよね。彼女の将来に、たとえば僕が何かを止めたとしても、僕の子だから言うことなんかきかないよ。今思うのは、自由に生きなさいということと、幸せになってねという、そのことだけ。
(中略)父、田原としては、一緒にいられるだけの時間分、かまって、愛して、それは母親の愛情にも負けたくないぐらいに。僕が父と母から受け継いだもの、それをもらったと思ってくれたら、それでいいんだ〉(『FRaU』1994年8月23日号)
父と同じ芸能界という道を選んだ田原可南子が、これからどんな活躍をするのか注目したい。