国内
2018.08.06 16:00 週刊ポスト
核抑止を解説、朝日新聞が「語ってはいけない真実」を書いた

評論家の呉智英氏
2018年8月9日、長崎市で開かれる平和祈念式典に、国連事務総長が初めて出席することが話題になっている。昨年1月に就任したグテーレス事務総長は核軍縮・廃絶に力を入れており、そのメッセージを強く出すためだと言われているが、世界の歴史を振り返ると「核抑止」が信じられていた時代が長かった。評論家の呉智英氏が、核抑止について朝日新聞が出した啓発記事に驚いた理由について述べる。
* * *
今週は広島・長崎の原爆忌である。新聞も毎年この前後は特集記事を組む。しかし、六月三十日の朝日新聞に従来見られなかった啓発記事が出た。
「今さら聞けない」というシリーズで、今回は「大陸間弾道ミサイル」特集。見出しは「『核抑止』のための使えない兵器」だ。
「米国と旧ソ連は巨費を投じて、相手が使ったら確実にやり返す能力を高めてきました」
相互確証破壊、略称MAD(マッド)である。一発撃ったら最後、相互が確実に壊滅する。それが恐くて一発も撃てない。故に平和が実現する。まさしく狂気(マッド)の「真実」だ。続いて、こう説明がある。
「その結果、敵の先制攻撃を押さえ込む『核抑止』を実現し、均衡状態をつくりました」
関連記事
トピックス

石橋貴明、浜田雅功、有吉弘行… 大物MCの人気女子アナ評価語録
週刊ポスト

スーパードラ1佐藤輝明に懸念される 阪神の「新人育成黒歴史」
週刊ポスト

『花束みたいな恋をした』が“リアル”で“刺さる”深い理由
NEWSポストセブン

永山絢斗、芸能界屈指のカーマニアが乗る「最強スペック欧州車」
NEWSポストセブン

豊洲市場で再出発の渡部建、苛烈バッシングが急速に収まったわけ
NEWSポストセブン

退職者相次ぐ秋篠宮家 皇室内のパイプ役期待される宮務官が就任
週刊ポスト

フット後藤輝基“行方不明”の息子が見つかりギュッと抱きしめた!
NEWSポストセブン

【動画】福原愛、帰国で夫婦別居へ 「毎日キス100回」から一転
NEWSポストセブン